ねずみとくじら自信を持っておすすめしたい みんなの声

ねずみとくじら 作・絵:ウィリアム・スタイグ
訳:せた ていじ
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:1976年
ISBN:9784566001039
評価スコア 4.37
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みんなの声 総数 18
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  • 大人になって思うこと…

    スタイグの絵本は、昔から大好きでした。
    でも、この絵本を20年位前に読んだときには、教訓くさいお話だと感じました。
    でも、いろんな経験をした今の年齢になって読むと、何の引っかかりもなく納得できたことに驚きです。
    大人の方が、深く感じることができる絵本なのかもしれません。

    投稿日:2017/08/18

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  • 教えられたこと

    先日娘が、いじめっ子の男の子とお隣の席になり
    受難を恐れた私は「知らん顔してたほうが、巻き込まれないよ」なんていってたのですが
    娘は、心を砕いて仲良くなる道を選んだようでした。
    (徐々に嫌な事をされなくなった娘に「どうしたの?」とたずねると
    「知らん顔するのをやめたから」と言っていたので)
    全く違うと思われる両者も、
    歩み寄る気持ちを持てば、暖かい明日が待っているということを
    この本と娘に教えられたような気がします。

    ねずみとくじら。
    一方は海に住み、一方は陸。
    また、大きさも全然違う・・。
    そんなふたりが、友情を育み、どんな年月をかけてもそれを忘れない。すごく深くていいお話でした。
    すこし古い本のためか、訳の言い回しが難しいところがあり
    高学年の方が楽しめるし、大人にも響くものがある一冊だと思います。

    投稿日:2011/12/21

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  • 涙なしには読めません

    瀬田さんご自身の『絵本論』の中で紹介されていたので興味を持って借りてきました。

    2歳の息子にはまだ早いのはわかっていました。絵に対して文章がやや多いですし、1文がまた長いのです。内容も「ほ乳類」など、小学生にならないと理解できない点もあります。

    でも、ストーリー自体はそれほど複雑ではありませんし、小さな子にも理解できる流れだと思います。長い文章も、とても詩的で美しく、難しいかもしれないけど、子供に触れて欲しいと思うような文体でした。実際に、息子は結構よく聞いていました。

    くじらとねずみの友情には自然と涙が流れてきます。大人もじゅうぶん楽しめる絵本だと思いました。

    投稿日:2010/08/19

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  • 出会いと交流

    ねずみとくじら、陸の生物と海の生物ですから、出会うべくもないのですが、その二人の出会いと交流に惹かれました。

    最後は、切なさを感じました。

    お互いの存在を認め合い、個性を尊重する出会い、心の奥深くに刻まれる思い出。そんなものが残る出会いがしてみたいと思いました。

    投稿日:2009/01/04

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  • 友情

    • バオバブさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子10歳、男の子7歳、女の子5歳、女の子1歳

     「もうだめかもしれない」と思わせた後、ハッピーエンドになるウィリアム・スタイヴの作品の感動がこの絵本にも見られました。ここでは ねずみとくじらの意外な組み合わせの二人、思いがけず出会った二人が見た目の違いにとらわれず、小さな共通点からなかよしになっていく様子は、子どもたちにも大切にして欲しい友だちの作り方だと思いました。
     年月がたっても色あせることのない思い出と友情に素晴らしさ、この作品を通して友だちを大切にする気持ちが心に響くお話です。
     小学生低学年にも読んで欲しい絵本だと思います。

    投稿日:2008/07/10

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  • この本を読ませて頂いて、とても感動しました。これはねずみとくじらのお話ですが、ひじょうに面白くて、ホットな気持ちにさせてくれたからです。我が家にはねずみが時々現れて、遊んでいます。ねずみは親近感があります。くじらも私は大好きです。それだけにこのお話は忘れられません。

    投稿日:2022/06/25

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  • 品のある訳文

    ウィリアム・スタイグの絵本はどれも好きなのですが、こちらは特に大好きなおはなしです。
    陸に住む小さなねずみエーモスが、海で大きなくじらボーリスに助けられたところから二人の友情が始まります。交わした約束を忘れずにきちんと守るエーモス。淡々と語られるのが、逆にグッときてしまいます。
    品のある訳文も素敵。ちょっと読み難いところもあるので、初めは大人が読んであげるといいかもしれません。

    投稿日:2016/06/24

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  • 出会いと別れ

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    どんなに仲良くなっても、どうしても一緒にいられないことがあります。
    どんなにがんばっても、自分の思い通りにならないことがあります。

    このような経験をこれからたくさんしていく子どもたちに読んでもらいたいです。
    そうして、このねずみとくじらのように、乗り越えていってもらいたいです。

    長いおはなしですが、最後まで引き込まれて読むことができます。
    瀬田さんの訳は、難しい言葉もありますが、そこは読んであげるときに説明してあげるといいと思います。
    難しい言葉に慣れると、小説を読むようになったときに役に立ちます。
    子どもには意外と新鮮かもしれません。

    投稿日:2008/07/03

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