「おはなしのたからばこワイド愛蔵版(18) 絵すがた女房」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

『えすがたなえさま』、『えすがたよめさま』、ルーツは同じようですが、絵本によってそれぞれにアレンジが違って、それぞれに楽しめるのですが、魅力的なのは寝ても覚めてもそばにいるだけでたまらない恋女房がいること。
それぞれに話に微妙な違いがありますが、何より興味があるのは描く作家の理想のよめさま像。
梅田俊作さん、石倉欣二さんと自分に親しみのあるかつての美人像を楽しんできた自分には、石井聖岳さんの描くのがどう見ても現代的なかわいこちゃん。
おめめぱっちり、まつ毛は長く…。

こんべえは仕事も手につかないほどに、かわいいおよめさんのおはなにメロメロなのです。
このお話は、夫婦像にも現代的なところを取り入れています。
『えすがたあねさま』では、ご主人はよめさまから尽くされる存在、あねさまが自分の絵を描いていたのに対して、このお話ではごんべえが何枚も描きなおしてはおはなの絵を描きます。
よめさまが夫に尽くした時代から、友だちのように、あるいはご主人がよめさまに尽くす時代に変わってきました。
おはなは自分のだんなをごんべえと呼び捨て。
もう一歩進めば、「おはなっち」「ごんぴー」などとじゃれ合う世界ではないか。

この絵本の卓越しているところはもう一つ。
殿様なんてたいしたことしているわけじゃないから、入れ替わっても問題ないと言い切った「年取った賢いけらい（家老でしょう）」の名言。
首相がころころ変わっても、たいしたことではない…なんて、すごい言い方ですよ。
国民はその殿様のために困っているのに…。

何はなくても、可愛いよめさまがいる生活とは、どんなに楽しい話でしょう。
我が家にもそんな時代があったのですよ。

８歳次女に読みました。「絵すがた女房」というお話のタイトルは知っていたのですが、内容は知らず・・・。次女に読んであげて初めて知ったのですが、これは面白い。

お嫁さんが可愛くて仕事に集中できない旦那さんが、お嫁さんの絵を描いてそれを持って仕事をしていると、その絵が飛んで行ってしまい・・・。そこからお嫁さんがお殿様に気に入られ夫婦はバラバラに。でも、お嫁さんの機転で二人はまた出会うことに。

とっても面白いお話です。お嫁さん賢い！

なにも手に着かなくなってしまうほどのかわいさをもつおはなちゃんがうらやましい！（笑）とってもかわいいお話です。小さなこどもたちにもわかりやすいと思います。テンポ良く話が進んでいくので、次の展開が楽しみでした。最後はおはなの機転でハッピーエンドになってよかったです♪とてもおもしろいお話なので、ぜひ息子に読んであげたいなぁと思いました！

今の時代、会いたいと思った時は、大切な人の写真を持っていったり、
それだけでなく、スマホで写真を見たり、テレビ電話なんかもできてしまう便利な世の中。
昔だと、絵という方法しかなかったのですね、
なんだかそこまでしても、おはなを想うごんべいの愛にこちらが溶けてしまいそうです。
でも、飛ばされてしまったおはなの絵のせいで、
おはなとごんべいが離れ離れになるストーリーは心がしめつけられる思いです、、
殿様というのはなんでこう自分勝手なんだ！！と思いつつも
最後はハッピーエンドになり、ほんとにほっとしました。
笑顔というものは本当に、皆を幸せにしてくれますね！！
いてくれるだけで、皆が幸せになる、そんな笑顔の素敵な女性は皆の憧れですね！！

ごんべえさんの女房は、とってもかわいいおはなです。おはなを見ているだけで、幸せな気持ちになるごんべえさんは、ずっとおはなの顔を見ていたくて、畑の仕事にも出かけません。それでは困るということで、絵に描いたおはなと一緒に畑へ行くのですが…
全ページを通して、幸せな気持ちが伝わるあたたかい色調です。ところが、ふたりの涙で水たまりができるくらいの悲しい目にあった時だけは、ほとんどモノクロです。気持ちの変化に気を付けながら、最終的に訪れる結末を待ちましょう。

アサイチにこの作品を読んで、とてもハッピーな気持ちになりました♪

おはなちゃんもごんべえさんもお互い
心から愛しあっていて、なんて素敵な夫婦なんでしょう。
２人の笑顔がとても印象的です♪

石井聖岳さんの絵も、おおらかですごく愛がつたわってきます。

読んで元気に、そしてハッピーになれる絵本です！！

ニコニコ美しくかわいい奥さん。旦那さんの持っていた絵姿がとばされてしまったことによりお殿様の目にとまってしまい、お殿様が一目ぼれしてしまったから大変。愛し合っていた二人は泣く泣く離れ離れに…
けれどかわいい奥様の機転によって最後はお城からお殿様を追い出し旦那様とハッピーエンドに☆
かわいいだけじゃなくて、なかなかやるなぁと奥様の上手さに感服しました！　こんな素敵な夫婦はいつまでも仲良くしていてほしいなぁと幸せな気持ちになりました♪

とってもおもしろいお話です♪
みんながみんな、ここに出てくる女房の笑顔にメロメロに
なってしまっているところが、特におすすめです。
それは、もう、ふにゃふにゃなんです（笑）！！
だんなも、お殿様も、じいやも・・・♪
お殿様は、最後追い出されてしまい、なかなかかわいそう
なのですが、たまにはこんなお話もいいですよね！！
おすすめの昔話です☆

えくぼがぺこりとできるかわいい女房のおはな。ごんべえは片時も離れたくなくておはなの絵を持って仕事へ行きます。そのおはなの絵が殿様の手に渡ってしまい・・・
ごんべえとおはなが離ればなれになるところでは、とても心配でしたが、ハッピーエンドで本当によかった！笑顔は福を招くんですね。
楽しい語り口と、ユーモアのある絵がぴったりとあっていて、とても気持ちよく読める絵本でした。

「絵姿女房」、昔テレビの「まんが日本昔ばなし」で見たことがあります。
確か、浮世絵風の日本髪の女性だったように思いますが、この絵本ではなんとも可愛らしいお嫁さん。
ぱっちり大きな瞳に、長いまつげ。そして笑うと可愛いえくぼ。
なんだか現代のアイドルのような可愛らしさですね（＾＾）

そんな可愛いおはながいれば、たとえ貧乏でも幸せ一杯のごんべえ。
それでも仕事が全く手につかないのは困りもの。絵姿作戦とは考えましたね。

殿様の横暴には腹が立ちましたが、その後の展開にスッキリ！
いや〜、可愛いだけでなく、知恵も働く奥さんで良かった！！

それにしても、笑顔で殿様を締め出した家来たちってどうなの？とは思いましたが、きっと日頃から殿様のワガママと無能ぶりに辟易していたのでしょう。いうなれば、殿様の自業自得ですね。
お城じゅうの男どもが皆デレデレで、この城大丈夫なのか・・という心配はありますが、まぁ、みんなニコニコ幸せそうでなによりです。

お話は軽快で楽しく、挿絵も明るい色彩とのびやかな筆致がお話にピッタリでした。