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貧しい村に生まれてしまったために食べるものがなく・・みんなで分け合わなければいけない「いわな」を3匹とも食べてしまったことで龍になってしまった母を探す太郎の冒険物語です。 死んだと聞かされていた母が実は龍の姿で生きている。と聞かされた太郎はいろんな至難を乗り越えて母の住む沼を探し求めます。 その道中で、土地によって作物のできばえが違う事をしり、自分の村もこんなに広いよい土地があればおばあさんのように谷へ落ちることなく、お母さんのように食べるものがなくてつらい思いをすることもなくなる。 ただ母との対面だけではない、大きな生き方が描かれています。 是非、子どもの頃に出会って欲しい本だと思います。
投稿日:2011/02/19
お話にずいぶん余白があるように思ったら、長編童話の短縮版なんですね。 本当はこの空白にどんな内容が詰まっているのだろうと、予想しながら読むのも楽しいですが、本編を読んでみたくなりました。 朝倉摂さんの絵に期待感をそそられました。
投稿日:2024/01/24
両親のいないたつのこたろうが、かつて母が竜になったと知らされ、その母親に会いにいくお話です。ページ数の割に登場人物が多くて、そして話の展開が早い感じがしました。もとの児童文学を絵本に再構成した絵本なのですね。表紙だけでなく、絵本を開いてみると竜の絵がとても美しいです。赤鬼や五色の湖も、とても素敵に描かれています。絵本ならではの良さを感じました。次は児童文学の方も是非読んでみたいです。
投稿日:2021/08/10
松谷みよ子の大好きな私です。 とても優しい語りかけで、心に残るように言葉も選んでいるなあ と思いました。龍になったおっかさんは、たろうのことは、片時も 忘れなかったと思うと龍が不憫でなりませんでした。 わが子が乳をほしがると思って龍の目玉をたろうにしゃぶらせた と思うとやっぱり、離れ離れになった親子が不憫で、泣けました。 あやを助け、あやに助けられて、おっかさんが、元のおかあさん の姿になった時になったハッピーエンドに私は、幸せで大満足で す。
投稿日:2019/05/17
実は、長男の名前が○太郎なので、あだなが「たろう」。 しかも、男の子といえば「たろう」と思って付けた名前なのに、なんだかよわっちい。 そこで、「たろう」が出てくるおはなしを読んでみることにしました。 この、たつのこたろうは、いつもは遊んでばかりなのに、最後にはお母さんを助け、村をも救ってしまいます。 そうなのです。やはり、たろうは男の子の象徴的な名前であり、強いのです。 私も今頃になって気がつきましたが、心なしか子供も納得したような表情になり、やはり私の命名は最高だったと嬉しくなりました。
投稿日:2010/11/12
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