せかいのひとびと自信を持っておすすめしたい みんなの声

せかいのひとびと 作・絵:ピーター・スピア
訳:松川 真弓
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1982年01月
ISBN:9784566002470
評価スコア 4.74
評価ランキング 1,103
みんなの声 総数 30
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  • 絵を通して接した異文化にのめり込み…

     『雨、あめ』のピーター・スピアーさんの作品です。
     3〜4年生にという紹介を見ましたが、中を開いて驚きです。
     これは、5年生いえいえ、中学生でも十分に楽しめる、いえ学べます。
     
     “世界“とか“グローバリズム”とか、近年、ヒューマニズムの観点から美しい言葉として、良く用いられていますが、大人でも自分の場所に立って、漠然としたイメージで使っているような気がします。
     頭でイメージし、理解しているような錯覚はそれこそ危険きわまりないと思います。
     
     
     見返しは“宇宙の中の地球”、扉は“アダム&イヴを想起させる楽園”と装幀から、力が入っている本だなとおもいました。
     約60億のひとびとの、“ひとりひとりのちがい”を体型から始まり、人種.民族.語族.生活.宗教.風習.経済.多面的階級分化.差別.闘争等と様々な面に視点を置き、描いています。
     みんな同じなのは、生まれた時小さいことと、さいごにはだれもが死ぬこと。


     この絵本が、ただの教材テキストと違う点は、利口な人もいるがそうでない人もいる。いい人もいるが悪い人も少しはいる。個々人の趣味嗜好もちがうこと。一生懸命働いている人。怠けている人。働きたいのに仕事のない人がいることなども文字にしているところです。
    さらに、様々な年齢層で構成され、患っている人。ふしあわせな人。不親切な人。強い人。弱い人。が、存在していることも文字にしています。
     “きれい事ではなく、この現実が地球である。地球はこのすべての[ちがう人たち]をしっかりと抱えている。 そして、みなこの星に住むことを許されているということ。”を伝えていると思いました。

     
     我が家の10歳の息子はのめり込み、絵を通して接した異文化に興味を持ったようで、私の書籍類はあらされ、コンピュータまで占領されてしまいました。 
     良い時期に、出会えた良書です。

    投稿日:2009/06/22

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    2
  • 図鑑みたい

    世界には本当にいろいろな人がいます。
    目の色や肌の色、話す言葉・・・。
    そんなことが、細かな絵で、図鑑のように描かれています。

    娘は読みながら「これは何?」「どういうこと?」を連発。
    特に、首長族とムルシ族は視覚的に衝撃だったらしく
    インターネットで画像を調べて「本当なの??」と目を丸くしていました。

    だった1冊の本から、こんなに広がるのだ・・と
    本の力を感じた一冊です。

    投稿日:2014/04/30

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    1
  • 視野が広がるいいきっかけに

    作者ピーター・スピアさんの『雨、あめ』や『きっとみんなよろこぶよ』が大好きで、その美しい色彩の細やかな挿絵を眺めているだけで、幸せな気分になります。この絵本も、そんな風にいつまでも眺めていたくなるような、素敵な本でした。
    世界には多くの国があり、人はその国々でいろいろな暮らし方をしているということが、細かな描写で伝えられます。自分の視野がぐんぐんと広がっていく感覚を味わえます。娘たちも、一つ一つの絵を興味深げに時間をかけて見入っていました。
    ラストには「ほらね。わたしたち みんながみんな それぞれ こんなにちがっているって すてきでしょ?」と綴られていますが、その通りだなと改めて思いました。娘たちもまだ見ぬ広い世界を垣間みて、視野が広がるいいきっかけになったと思います。

    投稿日:2012/08/06

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    1
  • みんな違って、みんないい

    世界中の人々の違いを見ることによって“みんな違って、みんないい”を素直に感じる絵本でした。

    体の形・体の色・目の色・鼻の形・髪の毛・・・。
    オシャレも違う・お休みの日の過ごし方・遊びもいろいろ・・・。
    大型本の中に、絵と文章で一つずつ細かく書かれてあるので、とっても解りやすいです。

    「せかいのひとびと」がテーマですが、身近な友達との関係での“みんな違って、みんないい”も息子に感じて欲しいなと思いながら読みました。

    世界への興味が広がることも間違いなし。
    じっくりと時間をかけて味わう絵本だと思います。
    小学校低学年〜オススメします☆

    投稿日:2011/05/10

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    1
  • 地球を描くとき人は…。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子10歳

    うちの上の子は、最近本当に「世界史」とか、世界の国々のまめ知識にハマっています。
    この絵本は、私がスピアーの絵本が好きで借りてきたのですが、
    一番喜んで、ホクホクしながらじっくり眺めていたのは上の子でした。

    地球をクローズアップした画が出てきたとき、
    「この人、どこの人?ヨーロッパが中心に描いてある。あぁ、オランダのひとか」と、1人で納得して満足してました。
    人間って、不思議なもので、世界地図を書くとき、つい自分の国を中心に描きたくなるんですよね。不思議、不思議!

    そして、子どもが一番好きなページは、やっぱり最後の
    「ほらね わたしたち みんながみんな それぞれ 
     こんなに ちがっているって すてきでしょ?」
    だそうです。
    読み語りとかにはちょっと不向きかもしれませんが、家族や友達の少人数で、ガヤガヤ眺めるのは楽しいと思います。

    投稿日:2010/04/01

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    1
  • 多様性の理解につながる絵本

    世界の人々の多様性を知ることにつながる、とても良い絵本でした。図鑑のように、パラパラとめくりながら見ることができるため、比較的、低年齢の子どもから大人まで、幅広い年齢層の人が読むことができる内容という印象でした。
    とても興味深く、拝見させていただきました。

    投稿日:2022/02/25

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  • 眺めるだけでも面白い

    地球には大勢の人がいる。
    そして、生まれた時からみんな一人一人違っている。

    体系、鼻の形、目、肌の色、飼うペット、住んでる家、オシャレの仕方、お金持ちの人、中くらいの人、貧しい人、言葉、文字、才能のある人、名前が残る人(残り方も違う!)…。

    そういう沢山の事柄が、沢山の絵で描かれています。
    その絵を眺めるだけでも、好奇心をくすぐられます。

    そして、本は続きます。
    みんながみんな、それぞれこんなにちがっているって、すてきでしょ?と。

    まだ見ない世界を楽しみながら、「人間って何だろう?地球で生きるってどういうことだろう?」という大きな問いが心に芽生える、一冊。

    投稿日:2022/02/18

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  • 当たり前って当たり前じゃない!

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子9歳、女の子7歳

    友達とのちがいとか、私は…とかって思っちゃっている子に見てほしい。み〜んなちがって、世界にはいろ〜んな人がいて、お友達と自分の違いとか、とってもちっちゃいことに思えちゃいます。家や職業、宗教や文字、服装にあそび。これ、どんな遊びなんだろう?と外国の当たり前を想像するのが楽しい。当たり前って、ちいさな世界でうちらが決めた当たり前なんだな。ってすごく気が楽になります。何よりたくさんのイラストを見るのが楽しかったです。

    投稿日:2020/08/15

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  • 視野が広がる!

    子どもが2歳のときから一緒に読んでいる絵本です。
    いろんな形のお鼻の人が世界にはいること、いろんな色の目の人が世界にいること、多様な髪の毛、服装、遊び方。
    まずは自分が日本という国に住んでいることを知り、そして海の向こうには他の国が沢山あるということ。そこにはいろんな人々が暮らしているということ。
    ページを開くたびに驚きの連続だったようです。
    大きくなるにつれて、絵本への着眼点も変わっていくのかなと思い親としてはそれもたのしみです。

    投稿日:2020/08/03

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  • みんな違うよ

    とてもいいと思いました。世界中には、大勢の人がいて、それぞれの土地によって、肌の色、髪の毛の色、風習や、生活、それぞれ、みんな違います。またその中でも、個人個人も、好みや考えも違っていて、誰一人同じ人はいないということが、とてもよくわかります。

    投稿日:2019/06/07

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