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どこいったん自信を持っておすすめしたい みんなの声

どこいったん 作:ジョン・クラッセン
訳:長谷川 義史
出版社:クレヨンハウス
税込価格:\2,200
発行日:2011年11月
ISBN:9784861011993
評価スコア 4.31
評価ランキング 20,182
みんなの声 総数 84
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自信を持っておすすめしたい みんなの声から

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  • 裏表紙に救いあり(笑)

    小学校で読み聞かせの図書ボランティアをしています。
    この本は長谷川さんの絵本ライブの時の展示即売で
    出会ったもので、現地で手に取り”即買い”となりました。
    出身が関西ですので、この手の絵本はお手の物!
    これからいろんな学年で反応を楽しみたいと思います。

    ストーリーやイラスト、関西弁の訳については、
    他の方が素敵なレビューをたくさん書かれているので、
    この絵本の魅力であるシュールでブラックなラストシーンについて。
    自分と図書ボラ友達、そして我が子の場合ですが...

    自分・・・た、食べてもうたんか!?
    友達・・・え〜?うさぎどこいったん?え?もしかして??
    我が子(小学校高学年)・・・くまが食ったな!
    我が子(中学生)・・・食ったな、うさぎを!

    解釈はそれぞれでよさそうな感じです。
    悪いことしたからやられた。。。
    森の中の弱肉強食的には普通に考えられること。。。
    原作ではeatという単語が使われているそうで、
    そちらも読んでみたい気がします。
    お尻でふんづけた説も面白いなって思います。

    食べられた説をショックだと思われたり、そう受け止めたくない
    方には、こういうことではどうでしょう?を提案します。
    絵本の裏表紙?
    (というのかな、開いてすぐの最初の部分と最後の部分)、
    こちらにもグレートーンで森の仲間たちが描かれていますよね。
    最初は帽子なしのくま&うさぎ。
    最後は帽子ありのくま&うさぎ。
    最後のページをいいように解釈してしまって、
    「くまさんに帽子返ってて、うさぎおる。無事やったんや、ホッ。」
    ほんじゃぁ、最初のページをどない説明すんねん?
    となりますが、その辺りも解釈は自由だと思います。
    もしかしたら、くまの帽子を最初に盗ったんは、
    うさぎではなかったりして???
    新たなミステリーを生んでしまいそうですが、
    いろんな意味で想像力をかきたてられる絵本ということは
    間違いないです。

    投稿日:2013/11/06

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    3
  • 単純におもしろいだけじゃなく、深いおはなし

    ぼうしをなくしたくまが、ぼうしを探し回って、見つける、
    そんな単純なおはなしかと思っていました。

    でも、せっかくぼうしがみつかっても、
    くまに笑顔はありませんでしたね。

    我が子にも読みましたが、4年生のクラスで読み聞かせしてきました。
    うさぎがあかいぼうしをかぶっていることに、みんなすぐに気づきました。
    いつ、くまが気づくんだろう?と思いながら聞いていました。
    うさぎとくまが見つめ合う場面では、こどもたちも息をのんで
    じっと見つめていました。
    どうなっちゃうんだろう、と、緊張感が高まり、
    クラスがしーんと静まりかえりました。

    「くまがうさぎを食べちゃったんだよ」
    と言う子もいました。

    うさぎをさがしているりすに対してくまが言ったことについても、
    「うさぎとおんなじことを言ってるよ」
    という声も聞こえました。

    私自身、現在は神奈川県在住ですが、関西出身なので、
    自分にとってもしっくりくる言葉だったので、
    気持ちを入れて読めました。

    「心が晴れない」というおはなしも、
    たまにはいいものだと思いました。

    投稿日:2012/06/01

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    3
  • どういうこと?!

    大阪弁の絵本は今やたくさんあるけれど
    その中でも私にとって『ぼちぼちいこか』以来のショウゲキでした。
    とぼけたくまさんがお気に入りの帽子を探す様子。
    道々で出会う動物たちとの掛け合い漫才のような展開。
    絵柄もポワンとした感じでとっても合ってます。
    本当に可笑しいです。
    中盤までは絵本の中にはのんびりゆったり〜な時間が流れているように思えます。
    しかし!
    くまさんの帽子が無事に見つかってからは 一転。
    シュールな結末を迎えます。
    長谷川義史さんの訳では明記されていないので
    子どもは最後まで読んで「え?!どういうこと?!」と騒いでました。
    メンバーさんのレビューを見させてもらって
    私自身もなるほど!と思いました。
    原作も読んでみたいです。

    投稿日:2012/06/07

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    2
  • は?!

    高学年と読みましたが、読後思わず話し合ってしまった(いい意味での)衝撃の問題作。
    これ、高学年以上のクラスで読んで、どう考えたか聞いてみたい。中高生と上がっていくにしたがって変わるだろうなぁ。 中学生でも反応を返してくれるのでは。

    少ない文字数で大阪弁が光っている。すごく心に残るオープンエンド。ブラックすぎて怖い……。
    娘は裏表紙まで見て考えをまとめていました。弱肉強食ってこと?盗みは御法度ってこと?
    感想はそれぞれで良いと思うけど、高学年以上なら、結末から逃げないで、きちんとわかって欲しい。受け止められなくても、このすごい結末から目をそらさずにいて欲しい気がしました。
    うちは私より先に娘が気が付きましたが……。

    投稿日:2014/04/20

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    1
  • た、食べた?

    眼の表情で、気持ちが伝わってくる、シンプルな絵が素敵。
    みんなぼーっとした感じで。
    なんとなくのんびりと帽子探し。
    関西弁で、じんわりとおかしい。
    帽子が見つかった!と思ったら、
    別の探し物が・・・。
    知らない、ととぼけるくまの慌てぶりが面白い。
    まあ、森で、くまの大切なものを取ったら、
    こうなるよね。(笑)
    関西弁がどうしてもうそ臭くて、読み聞かせていると
    自分で納得がいかない!
    でも、関西弁でこそ、このおかしみがうまれるんだろうな。
    息子も大好き!ラストは、どう解釈しているのか
    ちょっとわからないけど。
    返してもらって、よかったね。うさぎはどこかに
    逃げたんだね、かな。(笑)

    投稿日:2013/03/28

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    1
  • あ〜びっくりした!

    • けいご!さん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    ほのぼのした絵本だと思ったら!
    まあ、なんとサスペンス!
    このタイトルにはいろんな意味がふくまれてるんですね。
    原作のタイトルは「I WANT MY HAT BACK」なのに、
    長谷川さんは、「どこいったん」って訳してる。。。この絶妙なタイトルに、私は深く感動してしまいました。うますぎます。
    この絵本の結末に、中学生の娘は笑いながらおどろき、小学生の息子は言葉を失っていました。子どもたちの受ける印象がそれぞれに違っていて、おもしろかったです。

    ネイティブではないゆえに、関西弁の文がうまく読めないのが残念。
    関西の方に習って、読めるようになりたいです。
    それから、原文でもぜひぜひ読んでみたいと思いました。

    投稿日:2013/01/25

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    1
  • どうなったん!?

    • みーさん。さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子8歳、女の子6歳

    5年生の読み聞かせで読みました。

    本屋さんで読んだときに、1人でゲラゲラ笑って、すぐにレジへ行きました。読み聞かせで読んだら、絶対うけるぞ!!

    なんとなくの関西弁!?でしたが、かなり盛り上がりました。
    最後は、「どうなったと思う?」の問いかけに「うさぎが、お尻の下に居る」と言う子供たちと、
    「くまが、うさぎを食べたと思う」と言う子供たちに分かれました。
    実は、ママも最初に読んだ時に「食ったんだな・・・」と思いました。

    投稿日:2012/02/23

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    1
  • ウソやごまかしは、バレる、罰せられるということが言いたいのだろうと思った。はっきりとした結末や教えは書かれておらず、空気や雰囲気で怖さが伝わる。

    2歳の子供に読み聞かせました。状況はイマイチ理解してなさそうでしたが、怖さだけは何となく伝わっている様子。

    むしろ大人が進んで読みたくない。怖い教育絵本。

    投稿日:2020/08/25

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    0
  • ホラーかもしれない

    主人公のくまは、ある時ふと思いました。
    「ぼくのぼうし どこいったん?」

    気になるから、探しに行きます。

    このくまは、少しぼんやりしたくまなのでしょうか?
    道々で色々な動物に帽子のことを聞くのですが、どの動物とも目を合わせません。
    淡泊でもあるようで、知らないと言われれば、簡単に引き下がります。

    聞いて回ることに疲れて、寝ころんでしまったくま。
    そんなくまに、シカがたずねます。
    「どんな ぼうし?」
    くまは答えます。
    「あこうて とんがってて……」
    そして気付きます。
    「あっ、さっき!」
    クワッと見開いたくまの目が、野性的です。

    くまは、犯人から帽子を取り戻しました。

    でも、そこからが問題なのです。

    犯人の行方を聞かれたくまは、とても慌てています。
    もしかして……くまは……犯人を……。

    この絵本、ひょっとすると……、ホラーかもしれません。

    投稿日:2020/08/04

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  •  「ぼくのぼうし どこいったん?」と繰り返しのフレーズの中で、いろいろな動物たちにたずねていきます。
    次は、どんな動物かな?ぼうしの行方は?と楽しみにしながら読みました。
     短いそっけない言葉でも、関西弁なんで、なんだか愛嬌が感じられます。

     文章の色も、黒だけでなく赤やグレーなどで表現されていて絵本に秘められた思いが感じられました。
     最後の結末も読み手自身が想像できる展開で、子ども同士で「考えの多様性」を学び合える。「答えは1つじゃない。色々あっていいんだ」そんな奥の深い絵本です。
     
     この絵は、あまり表情もなく動きも少ないのですが、逆に登場人物の視線やちょっとした身体の動きにクローズアップされているように思います。「ぽー」っとしている主人公のくまさんに注目です!!

    投稿日:2020/04/07

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