読み終わってから邦訳に那須田淳さんが関わっていらっしゃるのに気が付きました。
うん。なんか、那須田さんがお好きそうなお話だなってちょっとニヤニヤしちゃいました。
ベルンハート・オーベルディークという方が描いています。
作者といい、日本人では舌をかみそうな名前ですね〜。(オーストリアかドイツの方のようです)
一つ一つの風景や動物たちがとても細かく丁寧に描かれていて、
1ページづつ見応えがありました。
特に像のおしりのしわ具合とか、サーカスのテントを上から見下ろした風景とか、フクロウが置かれたネズミのいる屋敷の屋根裏部屋の風景とか、いいですね〜。
くもの巣の張り具合なんて、こだわりを感じます。
途中から物語は人間側の流れと、ふくろうとねずみの流れができますが、それぞれの目線が面白かったです。
小学校の4年生くらいのお子さんからお薦めしたいです。
特に動物が好きな子やおばけの話が好きなお子さんたちにお薦めします。