はじめてのクリスマス(偕成社)
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ふしぎな はこ(評論社)
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アフリカといえば異国の地。というイメージがとっても強く、アフリカの民話ってどんなの??と思い手に取った絵本でした。息子も表紙のマサイ族がかぶっているお面に惹き込まれ、すぐに読んで!読んで!といっていました。 お話はマサイ族に伝わる民話をマサイ族が劇で演じていくお話なのですが、最後まで犯人が分からなくて、誰?誰??と思ったり、分かったときの面白さに噴出しちゃったり、最後まで飽きることなく読める絵本です。 少しボリュームがありましたが、年少児の息子でも最後まで楽しんで聞き入っていました。 ところどころにマサイ族の表現があって、その響きもまた素敵な味わいをだしています。 そして不思議なことに、この絵本は読んでいるとより、実際にその公演をみているような気がしちゃいます。 多分最初のページに、幕の前で観客が開演を待っているシーンが書かれているせいでしょうか。 だからこそ、この絵本を本当の劇でやったらどんなに面白いかと思いました。
投稿日:2006/03/10
ウサギがある日出かけている間に、自分の家を何者かに占拠されてしまい、その事態に、いろいろな動物がおせっかいを焼いてくれるという、民話です。お話自体、民話らしいくり返しの多用で愉快ですが、絵も独特の色彩で目を引きます。マサイ族が動物の仮面をかぶって劇をしているという設定もおもしろい。 そして、アフリカ人が使う言葉ををそのまま標記しているという表意音。カエルが「せむ」としゃがんだり、ジャッカルが「くぴどぅ、くぴどぅ」と逃げていったり、ゾウが「がむ、がむ、がむ」と歩いたり。 最初は「?」だった表意音の数々が、だんだん口に馴染み、とってもそれらしくなってきました。 刺激的な絵本です。
投稿日:2011/02/09
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