とにかく楽しかったです。どのページも文章はちゃんと「どんぐりころころ」のメロディで歌えるし、違和感なく歌えるんです。その上、ハラハラドキドキのストーリーも自然で、最後はちゃんと芽が出て大きく生長し、その木の下にみんなが集まってくるという、なんともほのぼのした感じが好きです。
鳥の糞から芽が出て…、というのは実際あることで、うちの家の庭でもサンショや渋ガキがいつの間にか芽を出し、実をつけるようになりました。友達はベランダに置いていたプランターにある日突然メロンがなり、大喜びで育てることにしたそうです。『どんぐりころころ おやまへかえるだいさくせん』は特別のお話ではないなあ、こんなおもしろいこと、きっと起こりそう、と思います。次はどんなプレゼントを落っことしてくれるだろうと、カーカーと飛び回るカラス君を期待を込めて明日から見てしまいそうです。