日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
テレビで話題!いま、かんがえてみませんか?
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中国ハルビンで終戦を迎えた、日本人移民の少国民えっちゃんがみた戦争が、生々しく描かれています。 体験したからこそかける作品でしょうか。 戦争というものを、家族を見る目で、生活感、臨場感たっぷりと、子どもの視線で描いています。 父がシベリアに行ってしまったこと、主戦直後ソビエト兵が乗り込んできたこと、帰国の船の上で友だちのたっちゃんが死んで海に葬られたこと…、それらが淡々と描かれていて、記憶の断片を拾い集めているかのようです。 哀しい話ですが、感情に訴える作品でないだけに、響いてきました。 えっちゃんの純粋さにうたれました。
投稿日:2014/02/04
祖父母も親も戦争を知らない世代の我が子に、戦争について考えさせるにはどうすればいいか。。。 こういう体験談に基づく児童書は、戦争を知らない子供たちにとてもためになるものに改めて感じました。 これからの未来を生きる子供たちに読んでほしい1冊に思います。
投稿日:2019/07/19
小4の娘は、学校の図書館で、まだ「せんそう」に関する 本を借りたことがありません。怖いのだそうです。 なので、私が地元の図書館で勝手に借りてきました(鬼!)。 怖いかもしれないけどね、どんなことが起こったのか、少し ずつでも知っていくべきだと思ったのです。 この本は中脇初枝さんの『世界の果てのこどもたち』と 似た感じの物語だなあと思いました。あの本ほどヘヴィに 感じられないのは、やはり「怖い」と思うであろう子ども 向けに書かれているせいでしょうか。 えっちゃんは、つらい思いをしましたが、たくましく 生きてもいます。それが救いでした。 娘にどんなところが印象に残ったか聞いたら「お友達が 死んじゃったところが悲しかった」と言っていました。
投稿日:2017/01/13
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