ちょろちょろと動き回ったり、えさをほほぶくろに入れた顔や、
えさを食べる仕草は、とても可愛いですよね。
でも、りすからすると、敵から逃れるためだったり、
厳しい冬を乗り切るためだったりと、
生きるために必死なんです。
しまりすにとって、どんぐりが一番大切な食べ物です。
秋になると、ふゆごもりのために、どんぐりをいっぱい集めなければなりません。
天敵に狙われる危険な中、1000このどんぐりを集めなければなりません。
雪が降ってきても、どんぐりが足りなければ、雪を掘ってでも集めなければなりません。
小さく弱い立場のりすが、困難な状況を乗り越えて、
立派に生きようとする姿に感銘を受けました。
小さな動物たちが必死に生きる姿は、
私たちに感動を与え、生きる意味を教えてくれます。
北海道に生息する小さなしまりす。
彼らの生態を、力強い版画絵で表現してくれた手島圭三郎さん。
手島さんの作品には、そこに愛があるから、私たちの心に深くしみわたるのでしょう。
子どもたちには、こんな絵本にも触れてほしいと思います。