忍者の家の一人息子、くろくも にんじゅろうのお話です。
「せっしゃ・・・・・でござる」という文章が楽しく、また、いろいろな忍者の技や道具が出てくるので、忍者の生活を垣間見ることが出来ます。
最後におまけで「にんじゃえまき」が付いていて、忍者の技や道具が紹介されているので、誰でも、これを見れば忍者として大活躍出来るようになっています。
面白い仕掛けなど細かいところにいろいろな工夫があって、とても楽しく満足のできる本ですが、惜しいことに、話の終わり方が、尻切れトンボなのです。
「あれっ、続きモノかしら?」と思ってしまうようなフワッと心許ない終わり方なので、読後感があまり良くなく、とても残念でした。