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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

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だいちゃんとうみ」 みんなの声

だいちゃんとうみ 作・絵:太田 大八
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1992年04月
ISBN:9784834010985
評価スコア 4.34
評価ランキング 15,260
みんなの声 総数 31
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  • 日本の海の、潮のにおい

    昭和初期頃でしょうか、長崎の海辺の生活が淡々と語られた絵本です。いとこのこうちゃんのうちに遊びに来ている、だいちゃん。漁師さんの船に魚をもらいに行き、川エビを捕り魚を釣り、浜で食事をし、木の上のやぐらから暮れゆく海を眺めます。一日中海と戯れて、だいちゃんの夏の一日が終わります。

    太田大八さんの描く、日本の海の美しさが際立ちます。かすかに霞んだような滲んだような、寂びた色調によって醸し出される、夏の空気の感じ。日本の夏の、暑くてどこかしんとした、頭の芯がつんとするような感じ。繊細な『侘び寂び』が、絶妙な色使いとタッチで見事に表現されています。独特の潮のにおいが行間から沸き上がって来て、つうっと記憶の奥を刺激するような絵本です。

    物語は伸びやかで素直で、特別なことは何も起こらないけれど、豊かな日常です。読み終えたとき、息子は、「こういうこと、ぼくもやってみたいなあ」と言いました。子どもにとって必要なのは、本当は、この絵本に描かれているような日々なのだ、と思わされます。だけど現代人にとって、こんな日常はもはや手の届かない境地に追いやられてしまっている。どうして、そうなってしまったのか。そのことにすこし、哀しみさえ感じてしまう絵本です。

    投稿日:2009/05/24

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  • なつかしい!夏の一日!

    小さい頃、海で日焼けも気にせず、夢中になって遊んだのがむくむくと蘇ってきます!

    午前中さんざん海で遊んで、お昼には、海で獲れたものをそのまま砂浜で調理して食べます。
    海の塩味がきいてそうです!

    夕方になると家に帰るのですが、その道中(畑のあぜ道みたいな、草がたくさん生えている道。)も印象的!
    あの夏独特の空気感が、見ているだけで伝わってきます。
    昼間暑かったのに日が落ちると、そよそよと風が通りぬけて少し涼しい、夏のにおいがするような、あの空気です。

    これぞお子様の、夏休みの一日!という絵本です。
    子どもは、遊んでなんぼ!なんだな〜。
    子どもにはすんなり入れて、大人にはとっても懐かしい1冊ではないでしょうか♪

    投稿日:2008/03/28

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  • 昔懐かしい海の田舎の風景

    図書館で季節のおすすめコーナーに置いてあり借りてみした。
    海や釣りなどに縁がなく興味もない我が子は惹かれなかったようで、読み聞かせの途中でパタンと本を閉じ、「違うのにして!」と言われてしまいました。
    方言にも馴染みがなかったのもあるかもしれません。

    私自身、親戚付き合いの薄い家に育ち、祖父母も小さいうちになくしてしまった為、親戚の家に遊びに行くという経験をした事がなく、
    そういえば子供の頃、夏休みに海の近くのおじいちゃんおばあちゃん家に遊びに行くというお友達の話を羨ましく思っていたなぁ。という記憶が蘇りました。

    残念ながら我が子にもそのような経験をさせてあげられそうにないですが、せめて、今年の夏は、砂浜で一緒に貝殻拾いでもしようかなぁ。

    投稿日:2024/08/06

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  • 図書館の季節のおすすめ本でこの絵本を手に取りました。イラストの雰囲気からして娘が自ら手に取るような絵本ではありませんでしたが、実際読み聞かせてみると、真剣に聞き入っていました。

    時代も場所も遊び方も違う夏休みの過ごし方。特にステイホームの今となってはこんな経験はさせてあげたくてもなかなかできません。でもここでの過ごし方は、自然の中で生きる力を身に付け、成長して大きくなっても確実に心に残る経験だなと思い、羨ましくもなりました。親の私もこんな過ごし方は子ども時代にしていなかったので、失われつつあるものなのかもしれません。古き良き時代の日本を垣間見たような気がしました。

    投稿日:2021/08/17

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  • 潮のかおり

    長崎の海だそうです。
    夏休みに海辺のまちへあそびに来た子どもたちの一日が描かれています。まだ暗いうちから海に行き、船に乗って釣りをして海辺で食事。日が暮れるまであそびます。

    なかなかこういった遊びを体験することはできないけれど、みんなあこがれますね。潮のかおりまでするような素敵な絵本です。夏休みがなくなってしまった大人にもおすすめです。

    投稿日:2018/05/19

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  • 夏の海辺の暮らし

    夏の田舎、日本の漁村の一日が描かれています。
    男の子たちが、漁師の大人たちと一緒に暮らしながら
    さまざまなことを学んでゆく様子がわかります。
    朝は早くから漁に行った船に魚をもらいに行き、
    川では餌にするエビを取り、海にでて大人たちと釣りをするなど
    夏休みだからかもしれませんが、一日こんな風なのでしょうね。
    方言で書かれていて、日本の田舎を強く感じる絵本でした。

    投稿日:2018/02/03

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  • 懐かしい海辺の光景

    長崎方言の渋さと、自分も知らない昔懐かしい海辺の生活光景が、とてもしみじみとした空間を生み出しています。
    素朴でのびのびとしていて、人びとが一緒に暮らせた時代。そんな光景が失われてきていることに寂しさも感じました。
    様々な道具がさりげなく紹介されているのも印象的です。

    投稿日:2016/09/30

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  • これぞ夏休み

    古い時代のお話であること、馴染みのない方言や、海の言葉が沢山出てくる事などから、5歳の息子は途中で「分かんない」と言って読むのをやめてしまいました。大人の私ですら知らない言葉が多々ありましたが、早朝から日が暮れるまで、自然にどっぷりと浸って遊び尽くす子供達の姿を見ていると、古き良き日本の夏の情景が思い浮かびます。
    現代ではこんな過ごし方をするのは難しくなってしまいましたが、こういった体験こそが幼少期に必要なんだなぁと思います。

    投稿日:2016/05/13

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  • こんなところに行きたい!!

    息子が図書館で「同じ名前の本があった〜」と借りてきました。

    絵本のだいちゃんは、夏休みにいとこのところへ行くのですが
    その素晴らしいこと!
    海で遊んだり魚をとったり船に乗ったり、うらやましいです!

    夏休みなど海に行ったりもしますが
    海水浴場はどこも人だらけで・・・
    こんなところに行って一日中海辺で過ごしたいです。

    イラストもとても上手に描かれていて想像を掻き立てられます。
    息子ともども経験したことのない世界がお話の中にありました。
    田舎には田舎の良さがありますね。

    投稿日:2014/06/15

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  • 温かい田舎の町

    海に面した町で、川や海で遊ぶだいちゃんたち。
    この絵本を見ていると、海のきれいな、温かい田舎に行きたいなぁと感じます。
    子どもたちにも是非読みたいですが、「てぼ」「いおば」「そうけ」、他にもたくさん、意味がわからない単語が出てきたので、子どもたちに読むのは、単語の意味を調べてからになりそうです。

    投稿日:2013/09/01

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