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いわたくんちのおばあちゃん」 みんなの声

いわたくんちのおばあちゃん 作:天野 夏美
絵:はまの ゆか
出版社:主婦の友社
税込価格:\1,650
発行日:2006年08月
ISBN:9784072533048
評価スコア 4.84
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みんなの声 総数 66
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66件見つかりました

  • “ぼく”の言葉

    いわたくんちのおばあちゃんは、
    家族と一緒に写真を撮りたがらない。

    家族みんなで写真を撮ろうとすると、「いやーよ」って言う。

    その理由を知っているよ、と
    いわたくんの友達、この絵本の主人公である“ぼく”が語りだす・・・。

    物語が非常に分かりやすく、
    まるで目の前で話を聞いているような気持ちになります。


    途中から、あまりにも辛い内容に 涙がこぼれました。

    でも、これは本当の

    信じられないけれど、
    ほんの少し昔に日本で起きた、本当の出来事なんですよね。


    どうして、こんなにひどいことが起こったんだろう。

    誰が、こんなことをしようって言い出したんだろう。

    いわたくんのおばあちゃんの他にも、
    同じおもいをした人が、きっと沢山沢山いたはず。


    最後ページに書かれている、“ぼく”の言葉。
    私も、“ぼく”と同じ気持ちです。

    投稿日:2013/11/30

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  • 戦争を知らないからこそ

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子7歳、男の子5歳

    「戦争なんてずっとずっと昔の話だなんて思わないで」という巻末のメッセージが突き刺さりました。戦争を知らない私達は、きっと心のどこかに「過去の話」と、知ってはいるけど封じ込めようとしていた気持ちがないとは言えないと思うのです。
    こうした実体験の話を聞くと、あまりの残酷さに、想像するに耐え難いものがあります。目を背けたくなるし、耳を塞ぎたくなります。だけど未来には伝えていかなくてはいけないのだと改めて感じました。
    自分自身が苦しくなってしまうから、正直読み聞かせには戦争の絵本は避けていました。でもそろそろ…教えてみようと思います。そして一緒に考えていこうと思います。

    投稿日:2013/11/18

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  • いつまでも消えない悲しみ

    8月にある登校日が平和学習の日である地域があるところを、子どもが生まれてから知りました。

    この中にも平和学習のことが出てきます。その平和学習で戦争の話をするのがいわたくんちのおばあちゃん。

    おばあちゃんが写真を撮りたがらない理由も明らかに。いつまでも消えない消すことができない悲しみがあることが伝わってきます。

    家を出る時にそれが永遠の別れであることを誰しも想像だにせずに家を出ます。

    8月6日、家族がばらばらになってしまったのはいわたくんちのおばあちゃんだけではないでしょう。

    この日を境に運命が大きく変わってしまった。そんな1日でもあります。

    戦後68年、戦後の記憶がだんだんと薄れていく中、平和とは?戦争とは?改めて考えていきたいと思いました。

    息子が「戦争について深く考えよう」ということで調べ学習をしているので一緒に読んでみた本の一冊です。

    投稿日:2013/07/31

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  • 戦争せんけえね

    • ごらむさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子7歳、男の子4歳

    この絵本は、テレビで朗読されているのを聞いて、とても心を打たれ、いつか息子たちにも読んであげようと思っていたものでした。

    いわたくんのおばあちゃんのちづこさんは、カメラを向けられると断ります。
    それは、戦争中、ちづこさんは家族写真を撮ったのですが、そのすぐ後に原爆が落とされ、出来上がった写真を見ることができたのは、ちづこさん、ただ一人だけだったのです。
    ちづこさんは、一緒に写った家族がみんな死んでしまった8月が忘れられず、家族と一緒にいたくて写真をとらないのでした。

    お話の後には実際の写真も載っていて、それを見ると、本当にあった話なんだ・・と改めて感じ、胸が苦しくなりました。
    息子たちも写真を見て、みんな死んでしまったん?と悲しそうに言っていました。

    とても辛くて悲しいお話ですが、広島弁が優しく、最後の「ぼく、戦争せんけえね。ぼく、おとなになっても 戦争せんよ」の言葉が、心に響きました。

    戦争の悲惨さだけではなく、平和への願いが込められていて、とてもいい絵本だと思います。
    毎年8月6日には、この絵本を読み返したいです。

    投稿日:2012/10/04

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  • 原爆の体験

    読んでいると、涙が出てきました。
    文章はシンプルなのですが、迫ってくるものが感じられます。
    実際に経験されたことからの、物語です。
    16歳の少女が経験した、本当の原爆の恐ろしさと考えると、心が痛みます。
    平和への願いが込められた作品なので、多くの人に読んで欲しいと思いました。

    投稿日:2012/09/24

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  • 家族が大切だからこそ

    戦時中に本当にあったお話だそうです。

    いわたくんのおばあちゃん、ちづこさんがまだ高校生だった頃、広島に原爆が投下されました。
    家族の中で生き残ったのは、ちづこさんただひとり。
    それまで幸せに暮らしていた毎日が、一回の原爆で根こそぎ奪われてしまった――その悲しみは、戦争を知らない私達には想像しがたいものがあります。
    でも今この瞬間に、なんの前触れもなく平和に生きている日常を失うことになったら…?
    笑顔あふれる大好きな家族を一瞬で失ってしまったら…?
    そう考えると恐ろしくて、他人事とは思えませんでした。

    いわたくんのおばあちゃんが家族と一緒に写真を撮らないわけを知って心が痛みましたが、またそれと同時に、今の生活が幸せであることがわかって少しだけ安心しました。

    子供二人に読み聞かせたのですが、今年の春に修学旅行で広島を訪れ原爆の話を詳しく聞いてきた12歳の息子は、あらためてその内容を思い出すことができたようです。

    戦争はこわい。醜い。むごい。恐ろしい。
    その内容から、私達親が子供達に詳細に伝えるには少しためらいもあるかもしれません。
    でもだからこそ、絶対に伝えていかなければならないことだと思います。

    原爆について描かれた絵本はたくさんありますが、内容がリアルに描かれているため小さいお子さんには恐怖を与えてしまうものもあるでしょう。
    でもこの絵本にはそういった凄惨な場面はなく、優しさのこもった絵で読んでいても安心感がありました。
    「原爆」に対しての知識を深めるきっかけになる絵本だと思います。

    投稿日:2012/08/02

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  • 戦争の絵本は必要だから…

    子供にはちゃんと読んでやりたいと思っています。
    私も小さいころ、『ひろしまのピカ』とか
    『ちいちゃんのかげおくり』とか
    いろいろ読んでもらっていたので…。
    でも、怖い印象の絵が多くてひたすら怖かったので、
    この絵本はさらっとした絵なので
    怖いという印象を与えすぎずに
    戦争のことを伝えられるカナと思いました。
    怖い印象をもたせることも大事だけれど、
    怖すぎると拒絶反応を起こしてしまって
    戦争の話を聞けなくなってしまっても困るので
    (実際私の友だちでそういう人がいます)
    やっぱり、戦争の話はいろんな出版社で
    今の子供にあった絵柄で、新しいものを
    出して欲しいと思いました。
    これはとてもいい内容だと思います。
    もうあるからいいと言わないで、どんどん時代にあった
    新しい戦争の本を作って欲しいです。

    投稿日:2011/07/29

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  • ぼく、おとなになっても 戦争せんよ。

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子15歳、女の子13歳

    これは現実にあったお話です。

    いわたくんのおばちゃんが、なぜ写真に写ろうとしないのか、その理由は広島に落とされた原爆にありました。
    なぜ、おばあちゃんが写真に写ろうとしないのか、どうか、みなさんには、中学生の頃のおばあゃんになってもらって、この絵本を読んで欲しいと思います。

    はまのゆかさんのやさしくてやわらかい絵のおかげで、この絵本を手にした子どもたちは、原爆が落ちたときの様子、そのあとの町がどんな状況だったか、中学生だったおばあちゃんがどんなにつらく悲しい思いをしてきたのか、真正面から受けとめることができるのではないかと思います。

    最後のページに書かれた「ぼく、おとなになっても 戦争せんよ。 ほんとよ。」という主人公の言葉のように、この絵本を読んだ人みんながそう思ってくれることを願っています。

    小学中・高学年にぜひ読んでもらいたい本です。そして、読んだあとに、むかしの話としてではなく、自分自身の未来の話として受けとめて欲しいと思います。そして、クラスのみんなと感想を話し合って欲しいと思います。

    投稿日:2010/11/05

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  • 理由

    感じのいい雰囲気の表紙だったのでこの絵本を選びました。主人公のおばあちゃんがなぜ写真を撮らないかは最初はわかりませんでしたが分かった時にはとても切ない気持ちがしました。戦争と言うものがそのときだけでなくその後も長くに渡り傷を残す事を痛感できる絵本でした。考えさせられる絵本です。

    投稿日:2010/10/05

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  • 戦争はいけない

    戦争はいけない。
    ベタな感想だけどほんとにそう思います。
    自分にとって大切な人達が、しあわせな写真を一緒に
    みるはずの人達が、一瞬にしていなくなってしまう・・
    悲しい思いを誰ひとりだってしないために
    戦争はいけない。

    たぶん、日本では広島や長崎、沖縄で暮らす人達と
    それ以外の土地で暮らす人達とでは戦争に対しての
    感覚の鋭さが違うのじゃないかなあと思います。
    おんなじ気持ちで戦争のことを考えられるように
    戦争なんて絶対しちゃいけないって思うことが
    できるようにこの絵本をたくさんの人が読んだら
    いいなあって思います。
    娘にももう少し大きくなったら読んであげたい。

    投稿日:2010/09/16

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