川端誠さんが紡ぐ、新落語絵本シリーズ、らくごえほん。
「てんしき」?と思ったあなたは、もう、物語の中へ。
要は、知ったかぶりでの騒動ですが、落語らしく、オチも完璧です。
和尚さんのおなかの具合を診に来た、医者の玄庵先生が、
「てんしきはありますかな」と質問しての騒動ですね。
無知を悟られまいと、小僧の珍念さんに「てんしき」を探らせるのですね。
皆が皆、知ったかぶりする様子がおかしいです。
そして、後半で明らかになる、「てんしき」の正体とは?
なあるほど、受けるはずです。
小学生くらいから、その滋味深い言葉の世界を体感してほしいです。