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ウェン王子とトラ」 みんなの声

ウェン王子とトラ 作・絵:チェン・ジャンホン
訳:平岡 敦
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:2007年06月
ISBN:9784198623531
評価スコア 4.81
評価ランキング 278
みんなの声 総数 100
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100件見つかりました

  • 劇画のような迫力で、心奪われました。

    • ハンガラムさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子18歳、女の子10歳

    3年生の教室で読みました。普段あまり興味を示さない子供も、身を乗り出して聞いてくれました。途中、頁を分割して描いてあるところもあるのですが、違和感無く受け取ってくれていたようです。トラの眼差しが凄い迫力です。絵巻物を見ているようで、引き込まれました。

    投稿日:2009/10/23

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  • 母の感情

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    ちょっと大きい絵本。この大きさがトラの迫力を何倍にもしています。
    また、時折でてくる映画のようなコマ割りに、感動がふくらみます。

    子供の命を人間に奪われた母トラのお話です。
    トラはその国の王子ウェンによって、再び母親としての優しく温かい感情を取り戻していきます。
    トラの微妙な心の揺れ、ウェン王子のけな気さひたむきさが見事に描かれています。

    このトラがウェン王子を受け入れることができたのは、我が子と重なる部分があったから。
    でも、それだけではないですよね。
    その理由はお話を最後まで読むと何だかわかってくるようです。

    トラの口に抱きすがる王子の姿が印象的な表紙。
    このお話が作られるきっかけとなった青銅器がモチーフとなっています。
    ここからこんな壮大な温かいお話ができたのかと思うと、作者の素晴らしい創造力に拍手を送りたくなります。

    投稿日:2009/05/10

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  • 美しい絵と 感動のラストシーン

    • ローサさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子7歳、男の子7歳

    とにかく、絵が美しい!!
    細部にまで気を配ったその絵は、まるで 1ページ、1ページが絵画を思わせる 美しい絵でした。
    そして、お話も 素晴らしい!!
    残酷なシーンは さらっと送り それでいて 母虎の悲哀、怒り、憎しみと、深い母性が褪せることなく 表現されてました。

    虎の目にあふれ出た涙に つい、 こらえきれず、涙があふれてしまいました。

    久しぶりに、出会えた 感動の1冊でした。

    投稿日:2008/12/21

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  • すごい絵本

    • もぞもぞさん
    • 40代
    • ママ
    • その他
    • 女の子5歳、女の子3歳

    どひゃ〜
    今年読んだ絵本のなかで私にとっては間違いなくNo.1でしょう。
    読んでいる間に、本当に本の中に入ってしまう迫力です。
    お話もすごいですが、そのお話をさらに引き立てるこの絵力。
    パリに暮らす中国の作家の方だそうですね。
    中国の伝統的な墨絵の方法と、モダンアートの手法をつかったコマ割の方法など、伝統と新しさを融合させた、この人にしかできない、すごい本だと思います。

    投稿日:2008/11/27

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  • 迫力のある虎の絵に圧倒されます

    • ちょし★さん
    • 30代
    • ママ
    • 熊本県
    • 男の子10歳、男の子9歳、男の子8歳

    初めて読んだ時から、「これはぜひ、教室での読み聞かせに使いたい」と思いました。
    迫力のある絵は、大型の絵本からも溢れてきそうな勢いです。
    そしてお話も、虎と少年の交流を描いたものという、小学生くらいが興味を持ちそうな題材。
    シリアスながらも、とくに難しい描写もなく、ストーリーは分かりやすいものでした。

    かなり大きな絵本なので、読んでいる間に持っている手が疲れてきてしまい、そこは非常に困りましたけれど、子供達は虎の大きさなどに 感動の声を上げてくれていて、「読んで良かったなぁ」と思いました。

    今回は4年生に読みましたが、また別の学年でも読んでみたい作品です。

    投稿日:2008/10/31

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  • 母の愛の深さ

    この絵本ナビを見ていて、たまたま見つけた絵本でした。
    作者も知らないし、本屋でも見たことがなく、昔話なのかな、何なのかな、という程度の気持ちで、図書館で借りてみました。
    すごくよかったです。
    絵本の中にひきこまれるような、ひさびさに、読み応えのある、ふところの深い絵本に出会った、という満足感がありました。
    すばらしく絵がいいです。特に、トラにしても、人にしても、目がすごくいい。まるで生きているような、訴えかける目です。
    トラは、人を憎みながらも、人の子を殺すことが出来ない。
    自分の子供を殺されたことへの憎しみを持ちながら、それでも、小さいものへのいつくしみ、母親としての愛情の深さには、胸をうたれました。
    そして、人間も同じ。
    母親が子供を愛するということは、こんなにも深いものなのだなぁと。
    少し難しいかな、と思いましたが、6歳の息子が、
    「今日も、ウェンを読んで。」
    とこの本に魅せられました。この迫力あるお話を絵に、ひきこまれています。

    投稿日:2008/10/07

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  • 迫力満点!

    息子がたまたま図書館で選んだ絵本だったのですが、
    読みだしてみると挿絵に圧巻されました。
    そしてお話にも心を揺さぶられました。
    息子も挿絵とストーリーの迫力ある展開に、絵本の世界へどんどん吸い込まれていたようです。

    私自身は、やはり母の立場としてトラの子供を殺されてしまった悲しみ、ウェン王子を差し出すことになった王と御后の気持ちなど、
    親の気持ちを思うと心が張り裂けるような気分になったり・・・
    ウェン王子の行動1つ1つが親として心にぐっとくるものがありました。

    投稿日:2008/09/17

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  • 魂が揺さぶられました。

    PTAのごたごたで疲れ果て、人間不信に陥っていた時に出会った本です。孤独なトラの心情に感情移入してしまって、涙が止まりませんでした。トラがウェン王子の目に失った自分の子供の姿をかさね、報復を超えた母の心情をよみがえらせていくシーンには魂が揺さぶられました。読み終えた時、私にとってのウェン王子って何なんだろう?と思いました。(息子か?いやいや、まだ、まだ、こんなにりっぱじゃないだろう。)う〜ん、もしかして、ウェン王子のような子に育てられるこのトラのようになりなさいというメッセージかなと思いました。すごく、感動的な映画を見終えたようなすがすがしさが残りました。私にとっては、思いがけず、人生の試練に希望の光を与えられたような作品でした。

    投稿日:2008/06/30

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  • 親子の愛の深さに感動

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子9歳、男の子5歳

    いろんな場面で感動しきりだったので、さて、どこからとりあげるべきか、悩んでしまいます。それくらいの大作です。

    虎が子どもを失った悲しみから人間をおそう気持ち、親として痛いほどよくわかりました。でも、虎が王子のような小さなものに優しさを注ぐことができたことに、大きな喜びを感じました。どんな獣でも、優しい心はもっているんだなと思いました。

    そして、虎と人間の心の橋渡しをする王子の存在も、すばらしかったです。虎を恐れず、素直な気もちで接することによって、まるで親子のように仲良くなれる姿に、感動してしまいました。

    虎を森のお母さんとし、城に実のお母さんをもつ。王子の優しさに涙がでそうでした。

    投稿日:2008/06/17

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  • 伝説のお話のよう

    読む側をぐいぐい引きつける力のある、ストーリー性のある本でした。
    旦那さんに読んだ時、ディズニー映画になりそうなお話だねっと感想を言っていました。昔、こんな国が本当にあって、こんなトラと少年もいたのでは?と思わせるような伝説のお話といった感じでしょうか。

    人間に子を奪われ憎みながらも、小さな者を慈しむ気持ちが体に本能的に刻まれていたトラ。トラに恐れることなく、強く、優しい少年に育った王子。国の民のためにわが子をトラに差し出す苦汁の決断をした王と后。

    ストーリーも然ることながら、皆の心の様子がすばらしい水墨画によく表現されていて、心の底から感動しました。

    投稿日:2008/04/10

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