「子うさぎましろのお話」 みんなの声

クリスマスの本を図書館からいっぱい借りてきました。子うさぎましろ〜は、タイトルだけは聞いたことがあって、前から読んでみたいと思っていた本です。

サンタクロースからプレゼントをもらったら、「もっとほしい！」って思う気持ち、とてもよくわかります。ましろは、からだにすみをつけて、サンタクロースにいいます。「おじさん、ぼくにもクリスマスのおくりものちょうだい。」と。サンタクロースさんは、それがましろであることがわかっていたのに、寛大な心をもって接しています。まさに、神様のような人なんですね。

でも、ましろの心は、罪の意識を感じていました。そこで、サンタクロースさんからもらった種を土の中へうめます。すると、ましろのからだは真っ白にもどるのです。悔い改めたことで、神様はちゃんとましろを許してくださったんです。

そして、その種はどんどん成長し…すばらしいプレゼントをもたらしてくれます。

神様のなさることは、わたしたちの想像を超えて美しいんだなと、この本を読みながら思いました。

読んだあとにやさしいきもちになる絵本です。ましろのうそをわかっていてサンドイッチと種をくれたサンタさんの大きな優しさ、反省して一生懸命どうすればいいか考え種を土に植えたましろ。種から育った大きな木をみつけたましろは一番にサンタさんのところに告げにいき本当のことを話します。プレゼントがなる素敵なツリーは神様から世界中の子供たちへのプレゼントかな。こんな夢のような木が本当にあれば素敵だなと思いました。

子供を持った今でこそ読み聞かせには興味を持って絵本を何度となく手にしていますが
結婚前は全くといっていいほど絵本を手にしたことはありませんでした。
そんな私でも唯一持っていた絵本がこれです。
ちょうどウサギを飼い始めた時で何かうさぎにまつわる絵本が欲しかったというわけの分からない理由ではありますが＾＾；

でも内容はピュアな心の持ち主のましろとサンタさんの触れ合いがとてもステキなお話で買ってよかったなあって思います。
文章が長いので４歳の娘にはイラストを楽しむ程度ですが
ちゃんと静かにお話は聞いています。
最後のクリスマスツリーはうらやましそうに見ています。
こんな木が本当にあったら子供は喜びまくるでしょうから・・ね。夢のあるあったかい絵本だと思います。

子供のころ、クリスマスのプレゼントを一つに絞れなかったり、他のこのもらったものをみて「あ〜もう一つプレゼントがほしいな」と思った経験は誰しもあるはず。
そんな気持ちを思い出し、懐かしくなりました。

無理やりにもう一つのプレゼントを手にしてしまって後悔する姿がけなげで…。

ましろと幼少時代の自分を重ねてうるっときてしまいました。

読み聞かせ講座の時に紹介されて出会った絵本です
クリスマスが近くなると読みたくなります

読み聞かせすると15分ぐらいはかかりますが小学生の低学年から高学年までも楽しんで聞いてます
線画の優しさが、冬の静かさを充分に伝えていきます
もう一つプレゼントが欲しいがために体を黒くするなんて
子供達には共感の気持ちがあるのでしょうか・・・
すうっと物語の中に入り込みます

やがて反省して種をうめると自分も真っ白に戻ります
翌年種はプレゼントが無限に実る、もみの木に成長します
どの子供も「こんな木があったらいいなぁ」と思うのでしょうね
読んでいても、心が優しくなるお話です

もう一つプレゼントをほしくて、白いうさぎさんは炭をぬって黒いうさぎに変身し、サンタさんのもとへ出かけます。
サンタさんはもちろん、白いうさぎであることは承知なのですが、あえてプレゼントを渡しました。
優しいサンタさん、そして嘘をついた事を悔やむ白うさぎ。
この本を読んだらピュアな気持ちに久しぶりになれました。
なんだかとても心温まるお話でした。

クリスマス。北の国に住む、白うさぎの子ましろは、サンタクロースからお菓子と部屋飾りのプレゼントをもらいました。けれども、お菓子を食べ終わってしまうともっと何か欲しくなりました。ましろは、別のうさぎになりすましてもう1回プレゼントをもらうことを思いつきます…。
正統派というか、しっかりと構成されたおはなしで、最後まで安心して読めました。長く読み継がれてきたというのも納得です。色鉛筆画のようなすっきりとした絵から、ましろの気持ちの変化がまっすぐに伝わってきました。作者の佐々木さんは全盲だそうです。このおはなしは、語りのテキストにも用いられているそうですが、なるほど、耳から聞くだけでも充分に楽しめるおはなしだなーと思いました。

私がこども時代に大好きだった本のひとつです。
少し長めのお話なのですが、私が好きだったので、
娘が小さいうちから毎年クリスマス前に読み聞かせています。
そして娘達は小さいうちから、きちんと聞いてくれています。
プレゼントは一人一回だとわかっていても、欲しくなってしまうというましろの気持ちに共感できる子供たちは多いのではないでしょうか。反省し成長したましろは素敵なクリスマスを毎年おくるのです。

クリスマスのお話。この絵本に出てくるサンタさんは寂しがりやでもなく、あわてんぼうでもなく神様に近い存在のサンタさんでした。うさぎのましろは最初、娘にうそつきと呼ばれていましたが誰しもが何度もプレゼントをもらいたいですよね。嘘ついて黒くなって元に戻れない！なんてこの絵本を読んだ子供たちは二度とましろのような嘘はつけないですね。

クリスマスまであと少しの時期にお勧めの一冊。子どもなら誰でもたくさんクリスマスのプレゼントが欲しいものですよね。ついつい欲張った子うさぎのましろ、そのせいで元の自分の姿に戻れなくなってしまいます。でも、自分のしたことを後悔して悔い改めて最後はもとにもどれます。それを教訓にましろはその後、毎年サンタのおじいいさんのお手伝いを率先してがんばるように。こうやって一つずつ自分で学んで子どもは大人になっていくのだなあと感じるお話でした。