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みずをくむプリンセス」 みんなの声

みずをくむプリンセス 文:スーザン・ヴァーデ
絵:ピーター・H・レイノルズ
訳:さくま ゆみこ
出版社:さ・え・ら書房
税込価格:\1,650
発行日:2020年06月05日
ISBN:9784378041483
評価スコア 4.47
評価ランキング 10,785
みんなの声 総数 16
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  • 厳しい生活を知ることができる絵本

    水を手に入れることが難しい地域での生活の厳しさを、軽やかに、けれども粛々と描いたお話でした。同じ世代の女の子が自分とはまったく異なる、大変な生活を送っている様子に、子どもたちは衝撃を受けたようでした。学ぶことの多い絵本でした。

    投稿日:2023/09/26

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  • きれいな水があるといいな

    2021年度読書感想文コンクール小学校低学年の部課題図書。
    『THE WATER PRINCESS』が原題。
    アフリカ出身のスーパーモデル、ジョージー・バディエルさんの体験談が基になっている作品です。
    アフリカに住む少女、ジージーが、自身の日課を語ります。
    それは、早朝から、母親と一緒に水汲みに行く毎日。
    朝起きるのがつらい、何より遠くまで行くのがいやだ、ということが伝わってきます。
    子どもらしく、あらゆる空想を総動員しても、水汲みにはいかないと、という現実。
    しかも、苦労して手に入れる水すら、泥混じりの川の水。
    そんな重労働の中で、「プリンセス」という自称は生きる知恵かもしれませんね。
    あとがきによると、世界中の6人に1人が、きれいな水に恵まれていないということです。
    そんなこともそっと教えてくれる作品です。
    だからこそ、ジージーの未来の姿として、ジョージーさんは、井戸作りの活動をしていることの意味が浮かび上がってきます。
    子ども目線から、水問題について考えさせてくれる作品だと思います。

    投稿日:2021/10/10

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  • 当たり前の日常が大切だと教えてくれる。

    • えがだいさん
    • 40代
    • パパ
    • 和歌山県
    • 女の子6歳

    水の大切さを教えてくれる物語です。
    この絵本を読むと、普通に安全な水が使えるっていいな、と感じます。
    なぜ何キロも離れた場所で生活しているのか?なぜ水辺の近くに生活を移せないのか?
    そういったことにも記載があればより理解が深まります。
    読み聞かせには10分ほどかかります。

    投稿日:2020/07/27

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  • 驚きの絵本です

    生活のための水を、はるばると汲みに行かなければならない生活を想像したことがありませんでした。
    しかもそれは砂漠の炎天下の中だったりしたら、とても堪えきれません。
    でも、それが事実だと知って驚くばかりです。
    これは、水を汲みに往復するルーシーをただ追い続けているだけの絵本です。
    それだけにインパクトが強い作品です。
    水のある生活のありがたみを痛感しました。

    投稿日:2020/07/22

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  • どこまで、実感を持てるかな。

    いわゆる、SDGs関連の教科書のような絵本。
    水がない環境での暮らしがどれほど過酷なのか、伝わってくる。
    ただ、ライフラインが整っている日本の子どもに、どれだけ響くかと考えると、想像するのすらなかなか難しいのでは。
    「大変だね〜」で、感想が終わってしまわないといいな、何か発展的な感想が、出てくるといいなと思いました。

    水の近くに住めばいいのでは?と思ったが、それができない理由は書かれていないのが、残念です。

    投稿日:2024/06/05

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  • 世界にはまだまだ

    SDGsでは、世界中のどこに住んでいる人も、安全な水を得ることができるようになることが課題の一つです。この絵本のように、水汲みに毎日遠くまで歩いてでかなければならない子どもがどれくらいいるのでしょうか?何とか早く改善されればよいと思います。

    投稿日:2022/07/17

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  • 知ることは大切ですね。

    日本では当たり前のようにある水。
    生きるために誰もが必要な水。
    しかし、アフリカではそんな水も遠く努力の上で手に入るものなのですよね。
    本の醍醐味は、自分とはまた違った環境や立場を垣間見、いろいろ考え学べるところも、その1つでしょう。
    世界について知り考えることのできる絵本に思いました。

    投稿日:2022/04/28

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  • 推薦図書に。

    • きゃほさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳

    小学1年生の推薦図書に選ばれていて、
    手に取ってみました。
    プリンセスという題名からは想像もできない、
    とてもとても重いお話。
    涙が出ました。

    こういう国があることを、
    日本で平和に暮らす子供たちはきっと知らないし、
    娘もなんだか読んでもピンときていないような、
    そんな反応でした。
    こんな現実があることも、
    親としてしっかり教えていきたいと思います。

    投稿日:2022/03/13

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  • ピーター.H.レイノルズさんの絵

    ユニセフの冊子に紹介されていた絵本。
    今はモデルとして活躍するジョージーさん。アフリカ生まれの彼女もこの絵本の女の子のように、1日がかりで水を汲みに行った経験があるそうだ。
    木陰で休み、木の実をかじり、また歩き、行列にかあさんが並んでいる間、友達と遊ぶ。水の音を聞きながら、楽しい時間が過ぎていく。
    絵本を読んでいて、この箇所で少しほっとする。
    泥の混じった川の水を入れたつぼを頭の上に載せ、のどをからからにしながら、やっと家に着く。それからも洗濯をしたり、ご飯の用意をして、やっと水が飲める。
    どうして水はにごってるの?どうしてうちには水がないの?

    今でも6人に1人が、きれいな水を手に入れることができないでいるという。
    水の大切さをよくわかっているジョージーは、今、アフリカで井戸を作る運動をしているそうだ。
    まずは知ることがはじめの一歩。
    ピーター.H.レイノルズさんの躍動感のある絵、さくまゆみこさんの無駄のない、淡々とした翻訳が
    アフリカの生活を想像しやすくしてくれた。

    投稿日:2022/02/17

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  • 厳しい現実

    2021年の課題図書になっていたので一年生の娘と一緒に読みました。そこにあるのは厳しい現実でした。でも悲壮感だけが漂うことはなく、大変な水汲みをしながらもところどころに生活を楽しんでいるような描写もあり少し救われました。

    それにしてもこんな少女たちが同じ地球で暮らしているんだと思うと「私たちにできること」を考えるきっかけになりますね。娘も感じるところはあったようできれいな水が飲める毎日に感謝していました。

    投稿日:2021/10/21

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