行き倒れていた若いキツネを助けてくれた森の動物たち。
きっとキツネも感謝して・・・と思いきや、元気になったキツネは、イタズラばかりするようになりました。
このキツネが、特別に悪いキツネだったというよりは、元々群れをなさない習性、若さゆえにエネルギーをもてあましての行動という印象でした。
物語は、そんなキツネのココロをとかす、友情へと進んでいきます。
夢を叶えたい気持ち、それを応援するこころ、離れても続いていく友情、そして再会。
キツネの身勝手さに腹が立ち、森の動物たちやネズミの優しさに温かい気持ちになり、キツネの変化に胸が熱くなり、嬉しくなるラスト。
一冊で、たくさん感情が沸いてきました。
感情と友情。
ココロに焦点を当てたいいお話です。