ユニークで賑やかな挿絵と、興味深い題名に惹かれて手に取りました。その名の通り昔話が「めでたしめでたし」から始まり、なぜそうなったのかが順を追ってわかるように、後戻りしていくというスタイルです。
5歳の次女に読んでいたのですが、いつもと違う雰囲気を感じたのか、横で違う本を読んでいた8歳の長女も興味を示して一緒に読み始めました。なんでそうなったんだろう?と私もまるで推理小説を読むようにドキドキして、ページをめくりました。最後には、「そういうことか!」と見事にストーリーがつながってうれしい限り。見返しから裏表紙までおはなしがつながっているのも楽しいところです。
読み終わったら、かならず、「さいごからもよんで!」と言われます。そんなときはゆっくりとページをめくるだけでもよいかも。すみずみまで絵を見ると、それまで気づかなかった新しい発見もあって、とても楽しいです。