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渉くんという受験を控えた小学生の男の子が、ある日曜日のこと、 模擬試験に行く途中、電車を乗り違えます。 でだしのあたり、彼が問題集を読みながら駅で電車にのる。 その文章の科見合いが、、映画みたいなんです。 そしてその電車がなんだか変だと気づきます。 それは隣り合わせの異次元にあるらしい国の風力鉄道でした。 渉くんは模擬試験には間に合わず、 風力鉄道の旅を続けるはめになりますが、 この鉄道はかなり面白いです。 おもしろいだけじゃなくて、考えさせられることもあります。 佐々木マキさんの挿絵も楽しいです。 行き逢った人たちというのか、どうぶつたちと言えば良いのか、 だんだん仲良くなって、最後別れるときは悲しかったです。 でも、また行けるのです。春休みになったら。楽しみです。
投稿日:2016/09/05
模擬テストの日に間違えてふしぎな列車に乗ってしまった渉。 乗っている人はキツネだの毛むくじゃらの車掌だので…ふしぎな列車どころかふしぎな世界へ行ってしまった!? 私ならもっと混乱してしまいそうですが、午前の模擬テストには間に合わなくても午後のテスト解説には間に合うだろうか…と考える渉くんはおおものかも。 列車の人々は見た目はともかく中身はいい人ばかりなんですけどねー。 考え方についてちょっと考えさせられたり。 人に助けてもらったら今度は別の困っている人を君が助けてあげればいい、という考え方はいいですね。
投稿日:2016/07/24
佐々木マキが挿絵を描いていることから息子が「どうしても読みたい」と言った児童書です。作者は斉藤洋。 主人公の男の子が、中学受験を控えた小学六年生。内容的に、高学年と思われるのですが、息子は毎日一章ずつ聞いていました。 ぼくが塾に行こうと中央線に乗ったつもりが、動物人間のたくさん乗っている風力電車でした。 読み始めて気付いたのは、「バリツノネツキ」「チミレカワ」という特有の名前が、逆さまから読むと「キツネノツリバ」「ワカレミチ」と意味がとおる名詞になることでした。 風力電車なので、風が吹けば進みますが、風が止めば停車してしまうと、気ままな感じ。 止まったしまったところで乗客たちが潮干狩りを始めるところに驚きました。 息子は内容がすべてわかるというわけではないと思いますが、いかにもおもしろ系のお話を楽しんでいました。 斉藤洋らしいおもしろいお話です。
投稿日:2008/03/16
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