これはもう、お話自体は誰もが知ってる有名なロシア民話ですが、
出版されたのがかなり昔なので、絵が少し古臭く感じました。
だがしかし、やっぱり福音館書店『こどものとも』シリーズには
ハズレがないですね。
あの横長の本の形状もこのお話にはピッタリだと思います。
2歳の我が子は大きなかぶを引っ張るのに、おじいさん、
おばあさん、孫、犬・・・・と、ドンドン増えていくさまに大喜びです。
「うんとこしょ、どっこいしょ♪」の繰り返しの掛け声も、
「孫がおばあさんをひっぱって、おばあさんがおじいさんを
ひっぱって、おじいさんがかぶをひっぱって・・・」と、ドンドン
繋がっていくさまも、全部全部 大好きなようです。
我が家ではやっとかぶが抜けた時、「ばんざ〜い!」と最後に
付け加え、喜びを分かち合ってお話を終えています。
ストーリーのある絵本にはまださほど興味を示さない我が子ですが、
この本は、何度も何度も「読んで」と持ってくる数少ない中の
1冊です。