定番中の定番、誰もが読んだことがあるだけでなく、劇ごっこなどをしたことのある作品だと思います。小さな子どもから楽しく読みます。途中はかぶがなかなか抜けないのを楽しんでいるかのようで、「まだまだぬけません」のところでは、うれしそうに手を「いやいや」と横に振っています。もちろん、「うんとこしょ、どっこいしょ」と声を合わせるのも欠かせません。何度も読んでいるので、当然どうなるかを知っているのですが、ネズミが呼んでこられると少し息をのんでいます。そして、かぶは抜けるのです。子ども達の息も、つけるのです。長年読み継がれてきただけのことはある、単純だけど繰り返し読んでしまうお話です。