てんごくのおとうちゃん」 みんなの声

てんごくのおとうちゃん 作・絵:長谷川 義史
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年11月
ISBN:9784061323872
評価スコア 4.8
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みんなの声 総数 49
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49件見つかりました

  • 父親の死

    この本は、男の子が天国のおとうちゃんに手紙を書いたもの。
    長谷川義史さんご自身の実話です。

    「はいけい、てんごくの おとうちゃん げんきに してますか。」
    から始まるんですが、もう最初からグッと込み上げてきて私はダメでした。
    だけど、子どもって大人が思っているより、ずっとしっかりしていますよね。
    父親の死を受けとめ、力強く生きていくのが素敵でした。

    とても悲しい内容ですが、関西弁と長谷川さんの絵で重くなりすぎない所が素晴らしいです。
    うちの子ども達はまだ身近な人の死に直面した事がありませんが、この絵本を読んだ事がいつか何かの役に立ってもらえたらな〜と思います。我が家の本棚にいつも置いておきたい、そんな1冊です。

    投稿日:2013/10/25

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  • やさしく静かに心に響くいい本

    ぼくからの亡くなったおとうちゃんへのメッセージ。

    ぼくは作者の長谷川さん自身なのだそうです。
    おとうちゃんは死んでしまったけど、思い出がある。
    おとうちゃんは死んでしまったけど、ぼくのこと見ていてくれる。
    大好きなおとうちゃんへの思いがあふれる。
    重くなりそうなテーマだけど、重さをあまり感じさせず、やさしく静かに心に響くいい本です。親子の愛情の深さを感じます。

    昭和時代の家や町並みや学校の様子が、細部にわたってていねいに描かれているので、昔のアルバムをみているような懐かしさがこみ上げてきました。古びた写真のようなトーンで永遠に色あせない世界が描かれています。

    投稿日:2013/05/30

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  • 親がいなくなってしまうということ

    娘にはまだほんの少しだけこの絵本ははやかったようです。
    親がいなくなってしまうこと(死んでしまうこと)ということが
    想像できなかったようなのです。
    それでもなんだかものがなしかったり、さびしかったりする
    空気だけは感じ取ったように思います。
    あと、関西弁(笑)。
    この絵本を読んだ後、やたらと関西弁を使っていました。
    それも似非関西弁。
    自分ひとりでぬいぐるみ達相手に関西弁の物語を作って
    きかせているのを母はこっそり盗み聞きしたりしてました(笑)。

    投稿日:2012/12/16

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  • 感動

    • 海猿さん
    • 30代
    • その他の方
    • 京都府
    • 男の子6歳、男の子4歳

    息子達に読みまが、次男は理解できませんでした。
    長男は題名から、お父さん死んでるの?っと聞いてきました。

    読みだすと長男は真剣に聞いて理解しようと一生懸命でした。
    自分が今、お父さんに怒られたり、遊んだり当たり前の事が出来ない主人公に複雑な気持ちになったようでした。

    次男が理解できるようになったら、読んであげたいです。

    投稿日:2012/07/10

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  • 応援したい!

    • ススワタリさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子8歳、女の子6歳、

    淋しい気持ちもあるんだろうけれど、それでもお母さんとお姉ちゃんと明るく、楽しく過ごしている姿にとても感動しました。
    身近でそういう経験もないので、なかなか子供たちには分からないかもしれないけれど、なんとなくでも理解してもらえたら良いなあ、と思い読み聞かせしました。

    投稿日:2012/05/17

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  • こどものちから

    • ゆっきんぐさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 男の子7歳、男の子5歳

    長谷川さんの絵本ライブで、長谷川さんが歌ってくれた絵本です。

    歌も、じーんとするフォークソングのような感じがしましたが、
    実際絵本で読むとまたその感動が湧いてきました。

    絵本の主人公の男の子が、亡くなったお父さんにお手紙をかいて
    いるんですね。
    でも、こどもながらに「しんぱいしないでね」って一言がすごい。
    大人でもそこまで言えないかも。寂しいとか、会いたいなとか思う
    ばかり。どうして死んじゃったんだろう・・・とか。
    でも、受け止められているんですね。だから、精一杯幸せに頑張って
    るから、心配しないでねって言えるのかな。
    ぼくがかわいそうじゃなくて、おとうちゃんのほうがかわいそうだな
    んてなかなか言えないな〜と思いました。

    うまく言えないのですが・・・
    こどものちから 大人よりも生きる力があるのかもしれませんね。

    でも お話会ではまだ読む自信がないです。

    ちなみに、これは息子(小2)がライブ後に自分で選んで購入しました。どう感じて選んだのかは、未だにわかりません・・・

    投稿日:2012/04/26

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  • 世のお父さんに読んで欲しい

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子12歳、男の子6歳

    長谷川義史さんの2008年の作品で、ご自身の実話。
    お父さんとのエピソードが一つ一つ大切に綴られている、長谷川義史さんの渾身の一作と言えるもの。
    私にとっては、正に珠玉の1冊と言える作品であり、心の宝物となっています。

    物語は、
    「はいけい、てんごくの おとうちゃん、
    げんきに していますか?」
    で始まります。
    これを読んだだけで、私はもう駄目です。
    自分自身と照らし合わせてしまい、子供達と、こんな風に1つ1つのエピソードを紡ぐことができているのか?自問自答してしまい、反省することしきりだからです。

    長谷川少年は、こう言います。
    ぼくは
    「かわいそうに」と ひとに
    いわれるたびに おもうねん。
    ぼくより おとうちゃんが
    かわいそうなんと
    ちがうやろかって。

    子供って、周りの大人が思うよりも、現実を見据えることができるのかも知れません。
    でも、この一言は、心の琴線に触れるもの。
    こんなことを、子供に思ってもらえるパパでありたい、心からそう思えてなりませんでした。

    長谷川さんの描く世界は、昭和に彩られていて、私自身と重なる部分が多くいつも自分自身が感情移入してしまいますが、特にどっぷりと浸かってしまった感じです。
    背表紙のセピア色の家族のポートレート、おめかしして出かけた動物園でしょうか?
    確かに、自分自身が子供の頃、何故か動物園に行くときに、おめかしして出掛けた記憶があります。
    文中のセピア色の部分は、天国のおとうちゃんとの再会したシーンですが、これも実体験とのこと。
    不思議な体験は、子供の頃ってあるもので、信じれる気がします。

    どのシーンをとっても、釘付けにされていましました。
    ただ、残念なのは、子供に読み聞かせできないこと。
    とても平常心で読み聞かせできるとは思えないからです。
    世のお父さんに、是非一読して欲しい作品です。

    投稿日:2011/12/24

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  • 天国のおとうちゃんを読んで

    この絵本は、人が亡くなったら悲しむだけではなく、その人のぶんまで強く生きよう、というメッセージがこめられているように思います。
    物語の中では、お父さんが亡くなったことで、周りのいろんな人が配慮する環境を、そんなに気をつかわなくてもいいのに、と感じたり、万引きしそうになったけれど天国に行けなくなっておとうちゃんに会えなくなるのは嫌だからやめた…など、身近な人が亡くなった人だからこそ感じたり、考えることが私も自身の体験で共感出来ました。
    私は小学校の読み聞かせで一年生に読んであげたのですが、途中涙を流す子もいました。

    投稿日:2011/12/09

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  • お父さんへの手紙

    子供と一緒に読みましたが、子供はよくわからなかった様子です。
    私には、胸にぐっとくるお話でした。

    父親を亡くした男の子が、天国へのお父さんに書いた手紙です。
    お父さんとの思い出や、学校での出来事など、どれもささやかなことですが、かけがえのない出来事でしょう。

    家族の中で、たった一人の男になったぼくは、「しんぱいしないで くださいね、おとうちゃん」の言葉で、お父さんを安心させようとしたのかなと思いました。
    それと同時に、家族を守ろうと男の決意みたいなものも感じました。

    投稿日:2011/10/26

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  • インタビューを読んで

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    作者の飾らない、正直な思いが伝わってくる絵本でした
    読む人のためにとか考えない、自分の中に生きている「おとうちゃん」をそのまんま表現した・・・と
    インタビューの中で「家族って切ないもんや・・・・」
    という言葉が、胸にぐっときました
    小さな幸せ・・・私たち庶民は本当にこんなことで、家族との幸せを感じているんですね

    今大震災の中で、多くの子供たちが親を亡くしたと伺ってます
    でも、だから「かわいそう・・」にはならない、子供は強い!との言葉に勇気を得ました

    ありがとうございます!

    投稿日:2011/05/07

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