悪い子すぎてクリスマスプレゼントをもらえない、我らがゾロリ一家。どうしても自分に100%都合のよいプレゼントをもらいたいがために、良い子カードを偽造し、プレゼント工場へ。サンタを襲撃するが…
自分もプレゼントをもらいたい!という気持ちはわかる。子どものころ、サンタがいると思って枕元に靴下を置いていても翌日に何も入っていなかったらがっかりすることもよくわかる。おそらく、人生で一度もクリスマスプレゼントをもらったことがない(普通のプレゼントもあやしい)。執念が違う。
悪者にサンタの仕事を邪魔されることがあるから、サンタが自主的に警察組織を作って自衛しているというあたりが、現実的で妙に納得してしまった。ゾロリ以前にも事件がいろいろあったことが想像できて面白い。
この話は面白いネタがあちこちにあり、いちいち面白がってなかなか読み応えがあった。欲しいプレゼントよりも、欲しくないプレゼントを考えるほうが、よっぽど面白いのかもしれないと思ってしまった私も、何年も前からクリスマスプレゼントは来なくなりました。
ああ!