そらまめくんシリーズ第三弾。作者のなかやみわさんは、このシリーズを描く時、そらまめくんを少しずつ成長させるようにしているそうです。読んでる方は子供の成長を見届けてるような気持ちになります。
今回は新しい仲間「さんじゃくまめくん」が登場。お互いのベッドの良さを競い合います。坂を滑りおりたり、水溜りを渡ったり。どれもそらまめくんの負け・・・「あ、誰か溺れてる!」
やっぱり最後はそらまめくんのベッドが大活躍。お互いのベッドを認め合うこともできました。これは大切なことですよね。ちっちゃい”豆”たちが、競ったり、張り合ったり、なんだか楽しそうで微笑ましいです(本人たちは真剣なのですが)。
娘は”豆”が嫌いなので、このシリーズを通して少しでも好きになってくれたらなぁと期待しています。今度「さんじゃくまめ」を探してみようかな(でも私も知らないかも・・・)。
(事務局注:このレビューは、「そらまめくんとながいながいまめ」こどものとも年中向き 2003年4月号(福音館書店)に寄せられたものです。)