マーガレット・マーヒー&ポリー・ダンバーのコンビの言葉遊び絵本第2弾。
『みーんな いすの すきまから』では、展開にやや違和感があったのですが、
今作はそのあたりがすっきりとしていて良かったです。
メイベルが吹いて飛ばしたシャボン玉が、なんと赤ちゃんの弟を包み込み、
ふわり、ふわり、さあ大変!
愛らしい赤ちゃんはニコニコご機嫌なのとは対照的に、
メイベルやお母さん、町の人々は大騒ぎ。
そのあたりが絶妙な言葉遊びで展開していきます。
とてもリズミカルで巧い訳出なので、原書も読んでみたくなりました。
コラージュを使った独特の絵もリズミカルです。
赤ちゃんが無事救出されるところまでは、本当にハラハラドキドキ。
いたずら小僧の、こんな時の大活躍とは、トム・ソーヤのようです。
そんなところも魅力ですね。