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しばてん」 みんなの声

しばてん 作・絵:田島 征三
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1971年04月
ISBN:9784032040500
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,475
みんなの声 総数 16
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  • 意欲作です

    妖怪?のしばてんと間違われた?たろうの話。あとがきに作者の思いが書かれていました。
    「子どもたちに影響をあたえる絵本作家として、責任を感じる。この絵本が子ども達の成長過程で、あるいは青年になってからでも、かれらの心の中で発酵して、あの絵本の作者がいおうとしたことは、このことだったのかと心に沈んでくれることです。」
    要約するとこんな事を書いていました。
    すごいなと思いました。
    その本を選んで読み聞かせる私にも、責任、願いはあるのですが。
    ただ、初めて話を聞いた息子には、よく分からなかった。
    たろうは、その後どうなっちゃったんだろうね?息子にもたろうはしばてんに思えたのでしょう。きっと帰ってくるって。
    答はわかりません。ただ、この本は村人がたろうをあるときは、妖怪扱いし、ある時は救世主扱いし、そして都合の悪いところをたろうに押しつけてしまうところに大きな問題があると思うのです。役人には、「しばてんがやった」というのは、たろうとしばてんを同一化してしまている。
    それが伝わらないのは残念なのですが、それがこの本の弱点かもしれません。
    子どもの心に残って、実はあの話はこういうことを言いたかったんだって、いずれ感じてくれる。それがねらいです。
    絵について見れば、田島征三にしては随分と抑えた感じがしました。「くさむら」や「とべバッタ」のような爆発するような絵と正反対なところに、込めた思いがあるのかとも思います。

    投稿日:2009/05/29

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  • 迫力ある絵が胸に響き、内容もウッときます

    • ダリモさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子10歳、男の子8歳、男の子5歳

    「しばてん」とは、昔、土佐に住んでいたと言われる、
    妖怪のことで、河童に似ていて、相撲好きの妖怪だそうです。これだけで、興味が湧いてきますよね!
    絵も迫力満点!!
    話は、グッときたぜよ!!と思わず土佐弁が出てしまいそうな内容です。
    子供も大人も楽しめる絵本です。

    投稿日:2008/01/21

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  • 胸に残るやるせなさ

    • ひろぽんぽんさん
    • 40代
    • パパ
    • 石川県
    • 男の子15歳、男の子12歳、女の子7歳

    自分を村から追い出した村人なのに、彼らのために力を尽くした「しばてん」は再度、村人のために犠牲になります。「しばてん」が背負った悲しい運命を思うと、切なさがこみ上げてきます。きっと、子どもたちは、なぜかは分からないけど、なにがしかのやるせなさが胸に残っているのではないかと想像します。おとなになったときに、いつか「しばてん」を思い出す瞬間が誰にもあるのでは。そんなふうに思います。

    投稿日:2007/09/30

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  • 迫力の絵が重い内容と重なります。

     力強いタッチの絵と、飾り気はないけど率直な文章で我が家の子どもたちが大好きな田島さんの作品です。どうして?と思うのですが、(作者に失礼でごめんなさい)色も暗く絵も可愛らしくないんですけど、子どもは大好きです。

     この絵本が言いたい事を子どもたちがいつか気がついてくれればと思いますが、兄は「しばてんどこにいったの?」と繰り返し聞いてくるので、その返答に親はしどろもどろです。村人に嫌われて一度は追い出された太郎が、村人のために庄屋のおコメを盗み出し、そのおかげで命が救われたのに犯人は太郎だとお役人につきだす村人。こんな残酷なことがあっていいのか、理不尽だと憤りたくなりますが、現代にもこれと似た出来事は起こっているのだと思います。

     一度手にとって見てください。忘れられない絵本になると思います。

    投稿日:2007/01/30

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  • 集団でやれば怖くない・・

    • ゼミさん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳

    人間の本音・・・残酷さ自分かわいさ仕方なさが
    表現されていますね。村のみんなを守るために
    たろうをいけにえにし村は何事もなく平和を取り戻す。
    読み終わったあとなんとも知れない切ない気持ちに
    させられます。

    投稿日:2006/05/25

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  • 評価、とても迷いました!

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子9歳、女の子7歳、女の子2歳

    まず絵、これは文句なしに、迫力があってすばらしいです。(ただし、メルヘンチックなかわいらしい絵が好きな、我が家の長女タイプには、うけないでしょう。)
    しばてんとは、すもうが好きなばけものだそうです。しばてんとすもうをとった者は、足腰が立たなくなってひと月も野良仕事ができなくなるので、村人たちは暴れ馬を使ってしばてんを追い出しました。そのすぐ後、村はずれに捨てられていた赤ん坊がたろうです。たろうは、やはりすもうがとても強く、大人を次々に投げ飛ばしてしまったので、しばてんの生まれ変わりにちがいないと山へ追っ払われてしまいます。
    ところがたろうは、日照りが続き飢えに苦しむ村人たちを助けようと、食料を独り占めしていた長者の蔵を壊します。
    村人たちはまた、たろうといっしょに暮らすようになりますが・・・。
    村人たちの身勝手さ、人間の弱さを見せつけられるラストシ−ンを、どう評価したらいいのか、とても迷いました。でも、一度ぜひ読んでみて、皆さんなりの評価をしてみてください。
    きっと、子供心に何かを感じられる絵本だと思います。(小学生くらい〜大人向き)

    投稿日:2003/02/05

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