「すいかのたね ばばばあちゃんのおはなし」 みんなの声

ばばばあちゃんシリーズは探すとたくさんあるんですね。でも、たぶん、我が家では、この本で、全部読み終わったと思います。（やったー！）
これはまた、すごく気の強い（「せんたくかあちゃん」みたいなノリの）すいかの種が出てきますね。みんなに掘り返され、すねたうえに、怒って季節無視で実をつけちゃう。
勝手に種をほじくり返しといて、謝るでなく、言返しちゃうばばばあちゃんもすごいけどサ。
この、好き勝手言ってるけど、なんか憎めないばば婆ちゃんが、私たち母子は好きです。
そして、「これでも、これでもつまらんやつかい！え！」と言って、割れるすいかがラストの錦を飾ったね。

ばばばあちゃんが植えたすいかのたねをみんなが「何かいいものを埋めたにちがいない」と期待して掘り返して、最後にはすいかが怒鳴っちゃったりして、ほのぼのしててなかなか面白かったと思います。やけになってすいかもどんどんツルをのばしてボコボコとすいかを実らせ、最後にすいかが叫んだ言葉がおもしろい！子供と一緒に笑っちゃいました。

このお話は、一つのスイカの種を植えたところから始まります。「なにかくしたのかな？」という好奇心でみんな掘り返してしまうんです。わかりますよね・・・秘密は知りたいですよね。でも出てくるのはスイカの種でみんながっかり。そのごのスイカの種のせりふが楽しいですよ。

ちょっと三歳の男の子には文が多かったかな。でもスイカの種が何度も掘り返されて怒った場面とスイカの実がなり、みんなで食べようと割ると実から声がする場面は　大笑いです。
でもこのスイカの種に森の仲間がしたこと（ほじくり返しては なーんだ　つまらない　と口々に言っていく）は自分も子供にしているかもしれないとちょっと反省しました。

多分知っている人は知っているって言う感じの本です。絵も楽しいし、文章のおもしろい。私も長女も大好きです。「ばばばあちゃん」は何冊かシリ−ズになっています。絵がカラフルでいいです。ばばばあちゃんだいすき。

ばばばあちゃんシリーズの絵本です。スイカの種を蒔くと色々な動物がほりかえしては「な〜んだたねか、つまらない」と言います。そこでばばばあちゃんは土の中のスイカの種に向かって「いい加減に芽を出して大きくおなり！」と叫びました。怒ったスイカの種はすごい勢いでつるを伸ばしていって家の中までつるでいっぱいに・・・スイカもいっぱいです。ばばばあちゃんの行動や、スイカの反撃に笑ってしまいますよ。

我が家では、毎年、田植えの時のおやつとして、初物のすいかを食べています。そのすいかの種を、植えて育ててみようと考えました。でも、その頃幼稚園に通っていた息子は、この本を読んでいたので、種を植えると、大変な事になってしまうと思っていたようです。息子は、すいかが大好物です。しかし、すいかが、この本のように、どんどん育っていって、家の中にも入ってきて、お化けすいかのようになることが、怖かったみたいでした。それから、３年ぐらい試しに植えてみましたが、ゴルフボールよりもひとまわり大きいぐらいまでにはなりますが、台風の時期などでそれ以上大きくはなりませんでした。でも、中身はしっかりとすいかの色をしていました。そう言えば、今年の田植えの時に息子が言ってたのを思い出しました。この種植えてみようかっ・・。

この本は、さとうわきこさんのばばばぁちゃんシリーズの1冊。ほのぼのした絵本のなかで育っていたときに出会って、はじめはこの元気のよさにとってもびっくりしました。本から、元気が飛び出してくる感じ。ちょっと、かけあい漫才ふうの元気が入っている。入ってる！（たくさん入ってるの方がいいかな？）
すいかとのやりとりがおかしい。最後のきった瞬間がまたおかしい。どうぞ、笑ってください。

ばばばあちゃんは庭にすいかの種をまきます。何をうめたんだろう・・・とねこや犬、きつねたちが掘り返しては「なんだ。すいかのたねか」とがっかりしてまた埋めていました。何回もほりかえされては「なんだすいかの種か」と文句を言われ種はとうとうおこってしまってねこやいぬ、ばばばあちゃんの家にまでぐんぐん茎をのばしてしまうんです。すいかの気持ちになってみれば怒鳴りたくなるかもしれませんね。

リズム感があって読み聞かせにいいと思います。これからどうなるんだろう･･･ってわくわく感もあります。意外なオチに私もびっくり。おもしろくてお勧めです。