富安陽子さんが大好きです。富安陽子さんの本だぁと何気なく手にした本です。
夢と現実の間にあるだんだら山に住んでいるバク博士と少年のお話です。
私は息子がまだ8歳なので、読み聞かせをしてあげましたが、
中学年、高学年のお子さんだと、きっと夢中で読んでくれると思います。レビューもありませんし、有名な本でもないことが、とても残念です。でもそんな本に偶然出合えたのはラッキーでした。
私のお気に入りを少し抜粋させて頂きます。
「おまえは子どもじゃ。子どもはやがて大人になる。それは決められたことじゃ。しかしな、わすれてはいかんぞ。おまえは、大人になるために、生きとるんじゃない。大切なのは、お前の時間の一瞬一瞬を確かに本物だとわかるように、しっかりと、一生懸命生きることなんじゃ。さもないと、子供の日々は、夢のように過ぎちまう。あとから振り返ってみても、夢だったのか、本当だったのかもわからなくなるぞ。夢だったのか、本当だったのか…それを決めるのは、だれでもない。おまえ自身なんじゃということを忘れるんじゃない。」 バク博士。