作者のバレリー・ゴルバチョフは、ウクライナ出身で、ソ連崩壊でアメリカへ移住して活動されています。
にわか雨にあったブタくんでしたが、大きな木の下で雨宿りしたはずなのに、びしょ濡れで帰ってきて、ヤギさんにその訳を語るという物語です。
雨宿りしていたら、ちっちゃなちょこまかしたネズミが一匹やってきて、それからハリネズミが二匹、バッファローが三匹・・・・とどんどん増えてくる様がテンポ良くて愉快です。
そして、その動物達が、半ズボンで帽子をかぶっているのです。
恐らく幼稚園児か小学校低学年という設定なのだと思いますが、とても親しめる絵です。
圧巻は、真ん中の4枚を使った雨宿りの絵ですが、動物たちの楽しそうな表情が印象的。
ブタくんがびしょ濡れになった理由は、最後にわかるのですが、ブタくんとヤギさんの関係もほのぼのしていて、安心して読める絵本だと思います。
数の勉強にもなるので、幼稚園ぐらいからオススメできます。