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ぷっくり ぽっこり

ぷっくり ぽっこり(偕成社)

穴に指をいれて、ぷっくり〜ぽっこり! 新感覚のあかちゃん絵本!

  • かわいい
  • ためしよみ

はじめてのキャンプ」 みんなの声

はじめてのキャンプ 作・絵:林 明子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1984年06月
ISBN:9784834009729
評価スコア 4.82
評価ランキング 217
みんなの声 総数 87
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87件見つかりました

  • 我が子にも経験させてあげたいな

    今年こそ、娘にキャンプを経験させたいと思っていたので、この本はその前の晩に(!)と、楽しみにとっておいたのですが、忙しくしている間に夏が過ぎ、キャンプシーズンも終わってしまいました。この本を読んだ後には、ますますキャンプに行きたい気持ちが強まりましたが、娘にはお話の楽しさだけでも十分なようでした。100ページ以上もある厚い本なのに、3回も続けて読みたがり、翌朝も真っ先に本を開いていました。なんだか丸い背中の後姿がかわいくて、思わず「読んであげようか?」と声をかけてしまいました。キャンプには行けなかったけれど、ほんの数分あれば、こんなにもしあわせな時間が得られるんだな、と改めて気づくことができた特別な朝でした。

    小さいなほちゃんが、大きい子達に交じって、初めてのキャンプに行くお話ですが、大きい子達はそれぞれ、「ちっちゃいこは、すぐなくし」「くらいと こわがるから、だめ!」と反対します。ともこおばさんに「くらいそとに、ひとりでおしっこにいける?」と聞かれて、「いける!」と答えたなほちゃんに、娘は「ええ〜っ!?」
    なほちゃんが、川でと尻餅をついてしまったときには、ちょっぴり照れくさそうに笑い、おばさんが怖いお話を始める前には、私の肩にしがみつき、なほちゃんが夜中におしっこをしたくなってしまったときには、「どうしよう・・・」「できるかなあ?」と、ドキドキしながら見つめていた娘。
    なほちゃんが無事テントの外でおしっこをし終えたときに見た流れ星は、勇気を振り絞って頑張ったことへの何よりのご褒美ですね。私自身も、初めてのキャンプで見た満天の星空が忘れられません。夜空を埋め尽くすように輝き放つ無数の星。その中にくっきりと浮かぶ天の川(英語のMilky Wayという表現がぴったりだと実感しました)。ぽたぽたと降ってくる(!)流れ星。娘にも、この神秘の世界を実際に見せてあげたいなあ、と願いながら、なほちゃんに娘の姿を重ねて読みました。

    娘はまた、キャンプに持っていく荷物の多さに驚いたり、なほちゃんがすいかの種をぷいと飛ばすのを見ておもしろがったり、なほちゃんが引きずってきたすごい薪には、親子で笑いあい、「まゆとおに」のまゆちゃんみたいだねえ、なんて話しました。それから、テントから聞こえるいびきの音当てクイズもしました。「どれがなほちゃんかなあ? ぐーぐーは、男の子だよね。すーすーか、すやすやじゃない?」

    そして、読み終えると同時に、私の首に両手を巻きつけ、「このお人形作って〜!」・・・「何のお人形?」「この子のお人形」「えっ、なほちゃん?」「そう。だって、かわいいんだもん!ねえ、お願い、作って〜!毛糸で作って。いろんな色でね。目は黒ね。おズボン、はかせてね!」

    キャンプごっこも毎晩続いています。ぬいぐるみの“プープー”と“ななちゃん”といっしょにテントで寝ていると、夜中にななちゃんたちがおしっこをしたくなって・・・という設定です。
    来年こそ、キャンプに行きたいな〜。

    投稿日:2008/11/02

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  • 夏休みに読むとちょうど良さそうな

    前から気になっていた本です。主人公が女の子なので息子にはどうかな?と思っていましたが、興味を持って聞いていました。

    キャンプに行きたいけれど、大きな子たちからは小さいから無理と言われてしまうなほちゃん。みんなができないと決めつけたことをすべてできると言ってしまいます。

    なおちゃんが大きな枯れ木をひきずってくるところは、ロッタちゃんを連想してしまいました。

    ロッタちゃんもなほちゃんも有言実行型なのですね。

    ちょっぴり背伸びしてうんと頑張っているなほちゃんの姿が微笑ましかったです。

    夏休みに読むとちょうど良さそうな内容だと思いました。

    投稿日:2008/05/29

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  • キャンプに行きたくなる

    • びえんさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、女の子4歳

    我が家の夏の読み聞かせ絵本の定番です。

    6歳の娘も4歳の娘も大好きでまだ行った事の無いキャンプに
    思いを馳せる物語です。

    主人公のなほちゃんが大きい子にまじってキャンプにつれていってもらうことになりました。
    ちいさくってもちゃんと持ち物の分担はあるし、キャンプでのお仕事もあります。がんばってやり遂げるなほちゃん。
    夜のお話はちょっとこわいけど、夜ひとりでおしっこもちゃんと行けました。
    自分と重ねながらどきどきわくわく見ているのがわかります。

    親から離れてすごす夜、子どもはこんなにも成長するんですね。
    色数の少ない絵ですが、全然地味なんかじゃありません。
    読みながら親のほうがジーンとしてしまいます。

    読み終えたあと、姉妹でキャンプごっこをして遊びます。
    ここまでが我が家のお約束。

    早く本当のキャンプにいけるいいね、と思います。

    投稿日:2008/08/12

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  • 親子でワクワクしちゃいます♪

    この絵本、ただいま家でも、そして保育園でもブームになっています。
    息子の通っている園では、夏の終わりに年長さんだけお泊りキャンプが恒例!
    となると、やっぱこの絵本なのです。
    分量的にもちょうど童話への架け橋にGOODだし、
    なほちゃんの様子が、年長の息子にぴったり。

    なほちゃんみたいにできる?大丈夫??
    なんて聞くと、
    大丈夫だよ!!と大きな声でお返事。
    そんなやりとりが続いています。

    この絵本のいいところは、同年代の子と一緒にではなく、
    お兄ちゃん・おねえちゃんと混じってのキャンプ。
    子供にとって、そうやって上の子と一緒に○○できた!
    っていうのは本当自信になるんですよね〜。

    息子は同学年同士でのキャンプだけど、
    どんなふうに成長してくれるのかな??と、
    この絵本を読みながら、親子でワクワクしています♪

    投稿日:2007/08/30

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  • こんな分厚い絵本!?でも全然大丈夫!

    • ギフトさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子4歳、女の子0歳

    園の年長さんが≪お泊りキャンプ≫をしました。
    そのときのお話しを聞いてきて≪お泊りキャンプ≫にとても興味を持っていました。
    ♪キャンプだホイ、ホイ、ホーイ♪♪♪ と歌ったり。
    でも『夜暗い中、一人でちゃーんとトイレに行ける?』と聞くと、照れくさそうに『エヘッ・・・』とニタつくだけで、怖いみたい。
    夏は夜空を見る機会も多く『いちばんぼーし、みーつけた!』と言うと『にーばんぼーし、みーつけた』とちゃんと絵本のフレーズを言って楽しんでいます。

    子供達が≪キャンプ≫に夢膨らむ素敵な絵本ですね。
    今では設備が整ったキャンプ場も多いですが、この絵本のように、全くの大自然の中で、全ての事を自分達でする。
    こんなキャンプを子供時代に少しでも多くの子供に体験して欲しいものです。
    ただ≪キャンプ≫の情景を描くだけではなく≪なほちゃん≫というオチビちゃんを一人加える事で、内容がぐんと面白くなり、キャンプの大変さと素晴らしさを教えてくれていますね。

    林明子さんは本当に素晴らしい!

    投稿日:2007/08/23

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  • 初めての幼年童話

    • AAさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子6歳、女の子3歳

    100ページ以上もある本、初めて読みました。
    すごく長いかと思ったら案外あっという間、見開きで2〜3行くらいの短い文で、すべての見開きに挿絵があるので、小さな子供にもストレスなく読み聞かせできました。
    見開きに字がぎっしり10行以上の絵本よりもずっと読みやすいです。
    絵本とは違って色が少なめの絵ですが、林明子さんの絵をたくさん堪能しながら読めるという点で、こういう感じの本もいいかもと、幼年童話にはまりそうです。

    もちろん内容も良く子供が何度もリクエストして最近は毎晩読んでいます。
    小さななほちゃんがキャンプに行って奮闘し、大きな子と同じようにできたという喜びを子供も共感しています。
    やっぱり林明子さんはいいとまたまた思いました。

    投稿日:2007/08/14

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  • しっかりものの兄姉をもつ妹に

    • モトバイさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子6歳、女の子3歳

    近々兄のお泊り保育があり、それにあわせて保育園から配本されました。
    最初はショックがあったようで
    「ホントにびっくりしたよ」
    と言われました。
    「もう何回か読んだから大丈夫だけどね」

    下の子は読んだ事がなかったので、
    キツネの場面では表情が完全に固まっていて、
    それを観察するのも非常に楽しかったです。

    反応は、下の子のほうが楽しかったようで、
    兄の本にも関わらず
    何日も連続で夜もってきます。
    なほちゃんと自分の境遇が重なるのではないかと
    思っています。

    内容的に、男の子が主人公になりがちなものかもしれませんが、
    林明子さんの作品であるので、女の子が主人公になっていて、
    それがとてもいいです。

    色使いもシンプルだけれど、それが素敵な効果をもっていて、とてもきれいです。

    投稿日:2007/07/17

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  • なほちゃんの成長がほほえましい

    ちっちゃい女の子のなほちゃんが、近所のお姉ちゃんやお兄ちゃんたちと一緒にキャンプに行く話。
    重い荷物をもてない。まきを集められない。すぐ泣く。暗いところを怖がる。
    いろんな理由で、ちっちゃい子はダメだと言われたなほちゃんは、半ば意地になって、なんでも1人で出来る!と言い張り、ついていくことになるんだけれど...

    そうは言っても、大きい子と同じようにはできない。
    でも、このなほちゃんのがんばりが、かわいらしい。
    そして、そのなほちゃんをさりがなくサポートする、お姉ちゃんやお兄ちゃんがまたいいです。
    小さい子も大きい子も、みんなが助け合っていく場っていいな、ってあらためて思いました。
    林明子さんの絵もいいです。真っ暗な中、光り輝く星や、テントの灯。
    自然の中でするキャンプの楽しさが伝わってきます。
    最後にどろどろに汚れたなほちゃんの
    「わたし、大きい子のように、ちゃんとキャンプできたよ。」
    という誇らしげな顔が、すがすがしい。
    子供って、こうやって成長していくんだな、とほほえましく思う1冊。
    夏にかけてのこの時期に、毎年読んで聞かせる大好きな絵本です。

    投稿日:2007/07/06

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  • ちゃんとできたよ!

    • 絵本と一緒さん
    • 40代
    • ママ
    • 石川県
    • 女の子18歳、男の子15歳、女の子13歳

    この絵本の会話がとても自然です。
    「ちっちゃい子はダメ」
    「すぐ泣くから」

    最近 ストレートに言えなくなってしまった言葉。
    その分 後からややこしくなったり、態度で意地悪したり。
    悲しいけど それが現実のような気がします。

    このお話に「親」は登場しません。
    おおきい子、ちっちゃいなほちゃん、おとなりのともこおばさん。

    絵がね 本当に素敵なんです!
    色使いもうっとりするくらい素晴らしいです!

    おおきい子は「○○だからダメ」とはっきり何がダメかを伝え
    なほちゃんは それを1つずつクリアします。
    おおきい子の手を借りながら。

    ともこおばさんはずっと見守っています。
    子供社会の三角形
    皆 ちょっと「我慢」しながら大きな目標に向かって協力し合い
    最後のゴールは皆 一緒に「やったぁ!」

    身近な「先輩」のマネをして成長するキャンプの一夜。
    親と子だけの世界には無い、強さに気付かせてくれる絵本です。

    お食事シーン! ほんっとに美味しそう!!!

    投稿日:2007/06/21

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  • 我が家のバイブル!!

     キャンプ好きの旦那のおかげで、兄は1歳半から弟は2歳からキャンプデビューをしたので、これは本当に我が家のバイブルです。
     
     子どもでもちゃんと役割を分担したら、本当によく手伝ってくれます。テントで寝るのも、大風の中で親は子どもが起きないかビクビクするのに、子どもは疲れで知らん顔で寝ているし、子どもってたくましいなぁと、感じたことを思いださせてくれた本です。
     
     この本を読むようになって、今は寒いからキャンプに行けないので、おうちでキャンプごっこをしています。どうするかというと、おもちゃを全部別の部屋に移動させて、そこでキャンプをするのです。座布団並べて、テントにしたりと。床の間で、ご飯を作ったりと・・・。(片付けは本当に大変で、とうとう遊び部屋をつくったほどです)

     この本は、すこしページが長そうに思いますが、文章も簡潔で林明子さんの描く子どもの表情がいきいきしていて、3歳前でもじーっと聞いていました。キャンプの前でも、これからキャンプをはじめる方にも、よんでもらいたいキャンプ入門書です。

     これに出てくる「ともこおばさん」ってとってもすてきだと思います。近所のこどもたちを連れてキャンプなんて・・・。こんな大人が増えるといいなぁ。

    投稿日:2006/12/21

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