3人の兵隊が国へ帰る途中、お腹をすかせてとある村に立ち寄りました。
しかしその村は貧乏で、自分達の食料を隠し、みんな「寝る場所も食事も用意できない」と兵隊達を拒みました。
すると兵隊達は「石のスープをご馳走します」と言います。
村の人々は石だけで出来るというそのスープに興味津々。ぞろぞろ集まってきます。
兵隊達は大なべにまず水と石を入れ、その後は「にんじんがあればもっと美味しくなるのに…きゃべつがあれば…肉があれば…でも、無いから仕方ないか。」とつぎつぎに更にスープがおいしくなるという材料を口にします。
あと少しの材料でもっとおいしくなると聞いた村人達は「少しだけなら…」と、かくしておいた食材をどっさり持ち寄りスープに入れます。そして最後にはいろいろな食材が入ったおいしい「石のスープ」になるのです。
6歳の娘に読み聞かせました。
読み終わったら「面白〜い。スープ、美味しそうだね。」と好反応でした。
が、この話の本当の意味がわかっているのかな?と思って
「石のスープ、話わかった?」
と聞いたら
「うん。わかった。わかった。あの石も溶けておいしくなったの?」
…わかっていなかったようです。
大人の私としてはとても面白いお話でした。
これはフランスの昔話だそうです。