まず、赤い表紙が印象的。
絵本は、その表紙からすでに話しが始まっています。
とうぜん、表紙をめくった見返しの部分も、
じっくりと絵を楽しみます。
金色の背景に、中国の絵のような墨絵。
娘も私も興味しんしんで、眺めていました。
とても、味のある絵になっています。
おはなしは、臆病なブルブルが主人公。
絵本だけど、「人形劇」の形をとっています。
なので、効果音や解説がでてきます。
ブルブルのところに、素直なおばけスナオナオがやってきます。
スナオナオは、ブルブルの良き理解者のようです。
自分を理解してくれる存在の人がいるっていうことは、
とても、励みになりますよね。
ふたりは、人間の世界にいって有名になります。
でも、あまりにも忙しくて、くたくたになってしまい、
おばけの世界に帰っていきます。
「このままが いちばん いいね。」
ふたりの言葉が、とても心に刺さりました。
今のままがいい。
今のあなたが、一番ステキ。
そう、このえほんは、教えてくれているのかもしれません。