前半はドキドキハラハラ!
「これからどうなるんだろう」とか「こんな頭ありえない」とか、その不思議さとストーリーのテンポの良さにくぎ付けになりますが、
ラストのあのページはあんまりに無難に落ち着きすぎて「え〜っ?!」って、母子共々かっがりしてしまいました。
最後の方に相談にのっている少年が何か途方もないことをしちゃうんじゃ!とか…。
実は少年の頭がこの主人公の頭だった!!とか…。
気持ちが先行しすぎて、これはページ合わせのためのラスト?とまで考えてしまいました。
うちの上の子に至っては「夢落ちか〜っ」って、すごく残念そうに吠えてました。
ラストは少々我が家の人間の創造から外れてしまいましたが、テンポのいいとても面白い絵本です。
小学校4年生以上のお子さんにいかがでしょうか?
遠目も利きやすいはっきりした線で描かれているので、読み聞かせなどにも最適です。