今年の夏は、いっぱいカマキリと遊びました。
虫好きは、4年生になっても卒業しませんでした。
ダンゴムシからはじまり、テントウムシ、セミ、蝶と、
その年によって夢中になる虫が違い、
今年の夏は、特にカマキリとよく遊んでいました。
あの釜をもたげる姿が、たまらなく「かわいい〜」そうです。
近くの花畑で見つけてきては、我が家の花壇に放し飼い。
とってもめぐまれた環境の中で、いつも虫と遊んでいます。
さて、主人公のこんちゃんも、カマキリをみつけます。
そして、家につれて帰って遊ぶのですが・・・
こんちゃんのもうひとつの遊びが、紙細工。
色紙で、とんぼやばったを作っていました。
とっても、上手で器用なんです。
カマキリだって、あっという間に作ってしまいました。
こんちゃんは、カマキリがばったなどの虫を食べるのを知らなかったんですね。
それを知ったこんちゃんは、カマキリを逃がします。
なぜって、生きた虫をとってきて食べさせることが出来ないから。
優しいこんちゃん。
確かに、かわいそうだけど、カマキリも生きていくには、
生きた虫を食べないといけないからね。
カマキリが威嚇する姿や、生きた虫を食べるという習性など、
カマキリの生態が、丁寧に描かれています。
カマキリやオニヤンマなど虫たちも、かなりリアルに描かれています。
虫好きには、たまらないかも。
カマキリの細かいしぐさも、よく観察されていますよ。
さすが、虫好き工作好きの作者ならではの絵本です。