これは、謎の人物ハリス・バーディック氏が残していったという14のお話を絵にした画集のような絵本です。お話の展開はなく、14枚の絵にそれぞれ題名と説明文がついています。
物語でないことを知りがっかりしましたが、ページを開いてみて、いやいやなんの、これは物語以上にインパクトがある絵画集かも知れません。絵を見てこちらが物語の世界に遊べるくらい、迫真に迫るイラストばかりが並んでいます。「絵を読む」とはこういうことなのでしょう。子どもと一緒に、いつかお話を作ってみようと思っています。イマジネーションにたっぷり浸りたいときにおすすめです。