自分の長所と短所を書き出すとき、短所は沢山思いつくのに、長所はまるで思いつかない子どもたちが増えたと言われますが、その短所を生かし、長所に変えてしまうお話です。
恥ずかしがりやのカクレンボ・ジャクソンはいつも回りの景色になじむ服を作って、着ています。
ある日、お城からパーティーの招待状が来ました。
カクレンボ・ジャクソンはお城になじむようにシャンデリアをモチーフにした服を作り、お城へ・・・
ところがパーティーは庭で行われ、カクレンボ・ジャクソンはとても目立ってしまいました。
しかし、王様はカクレンボ・ジャクソンの服を気に入り、作って欲しいと注文、カクレンボ・ジャクソンの作った洋服は一躍ブームに。
カクレンボ・ジャクソンはその弱点を生かし、有名な洋服屋さんになるんです。
内容もさることながら、絵もとてもステキなんです。
絵本を読みながらカクレンボ・ジャクソン探し、面白いですよ。
デイヴィッド・ルーカスの初めての絵本ですが、その完成度にただただ脱帽。
同じ著者の「ロボットとあおいことり」も素晴らしい絵本ですので、合わせてお勧めします。