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あの日をわすれない はるかのひまわり」 みんなの声

あの日をわすれない はるかのひまわり 作:指田 和子
絵:鈴木 びんこ
出版社:PHP研究所 PHP研究所の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2005年01月05日
ISBN:9784569685151
評価スコア 4.73
評価ランキング 1,245
みんなの声 総数 10
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  • 他人事ではなく

    阪神淡路大震災で命を失った妹のはるか。
    そのことを忘れようとしていた、家のあったところにも足を向けたくない、姉のいつか。
    避難所生活と、ボランティアのお姉さんの差し入れ弁当で行った高校受験。
    多感な時代に、災害を乗り越えた姉がたどり着いたのは、あの日を忘れないこと。
    妹の死んだそばから育った一本のひまわりのタネが、「はるかのひまわり」として被災の地のあちこちで花を咲かせていくというノンフィクション。
    いつかさんの心で、ひまわりが悲しみから希望に変わっていくのです。
    NPO法人阪神淡路大震災「1.17希望の灯り」の副理事として、いつかさんは語りづづけます。

    あの大震災から16年が過ぎました。
    そして3月の東日本大震災と津波。
    思えば震災はその間にも何度と私達の生活を脅かし、台風、大雨の被害も想像を絶する形で自分たちの生活を破壊していきました。

    私は「他人事のようにして、人の不幸を考えてはいけない」と子どもたちに伝えます。
    その本人が、いろいろな災害があっても自分だけは大丈夫などと、根拠のない信念を持っています。
    いつ自分の身に降りかかるかもしれない天変地異。
    それをどう迎え撃つか、どう乗り越えるか、決してないがしろにしてはいけない事実が込められているお話です。

    投稿日:2011/11/05

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  • 阪神淡路大震災で亡くなったはるかちゃん

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    ガレキが片付けられた跡地にひまわりが咲きました。
    震災で亡くなったはるかちゃんが見つかった場所から。
    だから、はるかのひまわり。
    姉のいつかさんの心の軌跡が語られるノンフィクションです。
    いつかさんが今できること、それははるかのひまわりを通じて
    震災を語り継ぐこと。
    その想いがひしひしと伝わります。
    今年の夏も「はるかのひまわり」の種が全国で花を咲かせます。
    この絵本は子ども達に「はるかのひまわり」を届けてくれます。

    投稿日:2005/05/24

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  • 忘れないこと

    95年1月17日。
    私も、このお話のはるかちゃんと同じ小学6年生でした。
    私は被害の少ない地域だったのですが、あの日の地震はやはり今でもまだ覚えています。
    今、神戸の町は、大震災があったのがウソのように復興されていますが、
    忘れてはいけないと改めて思い知らされました。
    そして、他人事ではないんだということも。
    きっと、はるかちゃんは、お姉さんの活動を温かく見守っていらっしゃるのでしょうね。

    投稿日:2021/01/12

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  • 読み継がれてほしい絵本

    震災で妹を失ったいつかちゃん目線の物語。
    少しずつ時間をかけて、彼女の心が変化していくのがリアルに感じられました。
    最初は蓋をしてしまったはるかのひまわりを大切に思えるようになって、様々な活動もしていくいつかちゃんの傍にははるかちゃんがちゃんといるんだなって思うと涙が出ます。

    投稿日:2020/05/01

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  • 苦しいほど伝わってきました

    外で読んでいたのですが、苦しくて涙がにじみました。
    地震によって、なんでもない日常が、一瞬で崩れることは メディアを通して分かっているつもりではいましたが、
    実体験をもとにした文章から、苦しいほど伝わってきました。
    立ち直るまでにはまだまだ時間が、と、自身の気持ちを受け止めた上で歩む強い姿勢に、自分はなんて甘ったれなんだろうと恥ずかしくさえなりました。
    小学生、中学生、もちろん大人にも読んでいただきたいです。

    投稿日:2019/05/15

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  • 小学1年生の娘に読み聞かせてみました。
    我が家の娘はもちろん阪神淡路大震災のことは知らないわけですが,地震でたくさんの方が亡くなることもあるということはわかっているので,とても真剣に聞き入っていました。
    親の私もこの地震の時はまだ高校生だったので,神戸がここまでの状況だったかは当時はよくわかっていませんでした。
    読み聞かせながら,涙をこらえて読んだ絵本でした。
    こういう本はとても意味があると思いました。

    投稿日:2017/07/09

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  • この先も語り継いでほしい絵本

    これは実話を基にして作られた絵本です。私はこのはるかさんのひまわりのお話を絵本で知る前にテレビで知りました。

    あの阪神淡路大震災からもう20年が過ぎましたが、やはり遺族や被災された方々の思いは、今も強く強くあるのでしょう。

    絵本からも姉のいつきさんの思いが伝わってきます。

    誰も予測が出来ない地震、一瞬で家族の日常が奪われてしまう地震、誰もが起きてほしくないと願ってはいるけれどやはり、こればかりは仕方ありません。
    けれど、こうして、いつまでも震災で亡くなった方たちのことを忘れずに思い出し、語り継いでいくことは大切だと感じます。

    この絵本もこの先もずっと語り継いでいってほしいです。

    投稿日:2016/09/25

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  • 生きているいつか

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    大震災で亡くなったはるかといきているいつか。
    亡くなった妹はるかのことを一時期は話さないように思い出さないようにとしていたいつかですが生きている私にできることは…という姿が良かったです。
    過去のこととして忘れることなかったことにしたい気持ちも分かるなと思いました。
    ひまわりの本だと思って手に取ったのですが、大震災というテーマがあるお話で考えさせられました。

    投稿日:2014/10/03

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  • 涙なしでは読めない

    阪神大震災のガレキが片付けられた跡地にひまわりが咲きました。
    震災で亡くなったはるかちゃんが見つかった場所から。
    だから、はるかのひまわり。
    姉のいつかさんの心の軌跡が語られるノンフィクションです。

    妹をなくした、おねえさんの想い、家族の絆、助け合いの心、様々なものがこの本に詰まっています。
    小学校1年生の娘には少し難しい内容もありますが、心に届くこともたくさんあると思います。

    投稿日:2013/08/16

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  • あの日をわすれない 私も同じ気持ちです

    • 図書うさぎさん
    • 40代
    • ママ
    • 香川県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    東日本大震災がおこる前年に子どものクラス(3年生)でこの本を読み聞かせしました。まさに1月17日に。阪神淡路大震災で亡くなったはるかちゃんのお姉さんいつかさんが震災と向き合っていく姿を描いた本です。
    私も1月17日は忘れられない日です。人の運命なんてどうなるかわからないと思い知った日だから…
    心に傷を抱えている人に読んでもらいたい一冊です。

    投稿日:2013/04/24

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