絵本クラブで配本してもらいました。届いたその日は、予防接種の日だったため、病院へ持参、待合室でさっそくひらいてみました。
「たべたの、だあれ?」と問いかけると、娘は少し考えてから、指をさしました。牛の模様が卵焼きになっていたり、カラスのおなかに牛乳がたまっていたり・・・。読んであげている親のほうも、「ああ!、なるほど!!」と、新鮮なアイディアに驚かされたのを、記憶しています。
病院の待合室で、隣に座っていた、子供をつれてきたおばあちゃんも、とてもこの絵本に興味を示してくれて、「おもしろい」と大絶賛。さっそく帰りに買うと言って、本のタイトルをメモして帰られました。
娘はこの絵本で、「この蛇さんだけ、ちがう」と、「おなじ」と「ちがう」を覚えました。1歳6ヶ月の頃でしたが、娘にとっては、むずかしいページもあったようで、一生懸命、絵を見て、幼いなりに考えている様子が、微笑ましいと思いました。
観察力がついたり、じっくりと物事を考える、第一歩の絵本になってくれれば、と思いながら、初めて見せたときから1ヶ月経った今でも、正解はあえて教えずに、本を開いています。