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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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わたしはあかねこ」 みんなの声

わたしはあかねこ 作:サトシン
絵:西村 敏雄
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2011年08月
ISBN:9784894237308
評価スコア 4.51
評価ランキング 7,502
みんなの声 総数 97
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97件見つかりました

  • 自分の個性を理解していたあかねこ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子15歳

    しろねこの母とくろねこの父から生まれたあかねこ。
    両親と似ていないことを、周りは気にしますが、あかねこはその個性がお気に入り。
    でも誰も認めてくれないので、家出をして、理解してくれるパートナーを見つけるのですね。
    あかねこ、という設定が実に明快なストーリーですが、
    なかなか重いテーマです。
    自分の個性にはっきりとポジティブでいられるあかねこの存在は、
    新しいタイプの造形でしょうか。
    ラストに向けて、その受容が描かれてホッとするのですが、
    あかねこの子どもたちの造形にもびっくり!です。
    読者の子どもたちにはその奇抜さの方の印象が強くならないか、
    少し心配です。
    でも、あなたの個性はすてきだよ、というメッセージが伝わってきました。

    投稿日:2011/09/02

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    1
  • 親のための絵本ですね

    しろねこかあさんとくろねことうさんから生まれた兄弟の中でただ1匹の赤い猫。
    さすがに1匹だけ色が違うと戸惑ってしまうかもしれません。
    自分たちと同じようになってほしいと願うかもしれません。
    でもこれが個性だと思ったらどうでしょう。
    赤が障害だったらどうでしょう。
    親にとって子どもは子どもだと受け入れること、家族はみんな家族だと抱擁することの大切さを説かれたように思います。

    疎外感を我慢できなくなったあかねこは家を飛び出します。
    そしてあおねこと出会い、虹色の家族を作ります。
    家を飛び出して良かったと思ったままで終わるのは親として寂しさを感じるのですが、子どもの世界を認めるということで子離れしましょう。

    虹色家族が孤立することなく、認められていけばいいと思いました。
    どうもこの絵本、親への問題提起のようですね。

    投稿日:2011/08/30

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    1
  • 自分を大切に

    我が家のルールとして「自分を大切にする」というのがあります。
    この絵本はまさにピッタリ。
    自分らしく、楽しく生きてほしいというメッセージを息子に届けることができる絵本だと思います。

    おとうさんネコ、おかあさんネコの言動は、子育てを見直すキッカケを親に与えてくれてかもしれません。

    ねこのイラストがかわいくて、印象的。
    絵を書くのが苦手な息子ですが、読み終わったあと、息子は真似てネコを描いていました。
    とてもカラフルなネコでした。

    この絵本に出会えて とても良かったです。

    投稿日:2011/08/24

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    1
  • 自分を見てほしい

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    すがすがしいお話の内容に感動しました

    日本人の習性はどちらかと言うと「みんなと同じ」であることを良しとする民族です

    赤ねこちゃんの両親も典型的でした
    でもあかねこちゃん本人は「自分の個性」として堂々と自分を大切に貫いてくれたことが嬉しいです

    色としてわかりやすく表現していますが、実際は心の中身の個性を、自分は親としてどこまで見てあげられているのかと、自身の子育てに問いかけたくなりました

    ラストがまた素晴らしい!
    年齢によって受け取り方は様々かもしれませんが、小さな子供にも、楽しめる絵本だと思います

    投稿日:2011/08/19

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    1
  • 親の心と子供の心と

    親の子供を思う気持ちは、とても大切なことだと思います。
    まわりの子供と同じように、とか
    できることをしてあげたい、など
    ただその気持ちの押し付けが子供を苦しめていたら、と思うと
    とても悲しくなります。

    この本は、親になってから、再び読むと、
    あかねこちゃんは、家出をしないで 幸せになる方法はなかったのかと思ってしまいます。

    ただ、子供は単純なもので、
    きれいな色のねこたちに大よろこび

    広い世界を探しに旅立った素敵なお話と よろこんで読んでいます。
    子供の心で素直に読める頃に出会うと、個性をはぐくむことができる本だと思います。

    投稿日:2011/08/14

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    1
  • ゆうきを出して一歩を…

    あかねこ、その名の通り赤い猫。
    でも、とうさんとかあさんは黒ネコと白猫…。
    そして、兄弟みんなとうさんとかあさんの色を受け継いでいる。

    家族中があかねこのことを可哀がって、必死にあかねこを黒白にしようとがんばります。

    でも、あかねこの気持ちは?
    聞いてみたことある? 

    実はあかねこはこの赤い色が気に入っているのです。

    そうぞうしていた通りでした。 息苦しくなって家を出ていくことに…。
    そこで、素敵な世界に出会ったあかねこは生き生きしていましたね。

    自分を偽らず生きていくことは大切だと思います。そして、自分を認めてもらうことも。  
    それを、実行したあかねこ、かっこよかったですね。

    苦しい思いをしつづけて我慢するよりも一歩踏み出してほしいです。

    前向きになれる本でした。

    投稿日:2011/08/12

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    1
  • 自分の意思・意見を持つ大切さ

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子19歳

    西村さんの絵ですね!

    で、個性や
    自分らしさと
    間違った協調性のような
    「みんな同じ」「誰かと同じ」の考え方

    線引きして考えられることって
    少ないかもしれないし
    柔軟性を持って考えたいこともあります

    あかねこちゃんは
    自分の意思をしっかり持っていて
    頼もしい限り

    でも、家族で内緒で出ちゃったのは
    ちょっと家族にとっては悲しいかも

    あっ、7匹だし
    色が・・・
    もしかして・・・
    おぉ!!予想通り、素敵なラストです

    投稿日:2011/08/11

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    1
  • 外に向かって

     「みんなちがって、それでいい」といっても、やっぱりまわりと違うと気になってしまいます。あかねこのパパとママが心配する気持ちもわかります。

     あかねこは、「わたしは、このままでいいのに」という気持ちを、なかなか声に出せません。あかねこの、声にならない声がせつないです。
     あかねこは、ついに外にむかって歩き出します。自分で運命を軽やかにきりひらいていく姿に、感心しました。

     レインボーカラーのこねこちゃんたちが、みんなかわいいです。こねこを見つめる、あかねこのまなざしがあたたかいなと思いました。

    投稿日:2011/08/11

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    1
  • いろんなしあわせ

    ひとりだけ色の違うあかねこちゃん。
    仲間はずれにされちゃうのかな?
    さびしい思いをしちゃうのかな?

    心配しながら読み進めると、
    あかねこちゃんは、自分の色が大好き。
    やさしい家族は心配するけれど、
    あかねこちゃんは、みんなと同じことよりも、
    自分らしさを認めてもらえないのが、悲しい。

    いろいろな価値観、いろいろな幸せ。
    「わたしはあかねこ」って自分をしっかり持っているあかねこちゃん。
    とても素晴らしいと思います。
    親の立場からすると、あかねこちゃんらしさを認めてあげられなかった親猫たちの気持ちをいろいろ想像したり、どうすればよかったのかな?などと考えてしまいますが、そんなことはお構いなしに、自分らしく生きて幸せをつかんだあかねこちゃんに拍手!

    あかねこちゃんの子どもたちも、自分らしく生きていくんだろうなと
    思いながら、みんなも自分の幸せを見つけてねと思いを込めて、読み聞かせをしました。

    投稿日:2011/08/11

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    1
  • 大人がハッとする。

    • おはなんさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 女の子7歳、女の子4歳

    とても好きです。
    「ぼくは青ねこ」と基本は同じですが、日本の子にはこちらの方が読みやすいと思います。
    大人がハっとします。
    子どもの保育園で先生方に紹介しました。
    年長の子どもたちにも気に入ってもらって、発表会の題材に取り上げてもらいました。
    見に来た保護者たちに、伝わればいいなと思います。

    投稿日:2025/01/27

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