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きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

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わたしはあかねこ」 みんなの声

わたしはあかねこ 作:サトシン
絵:西村 敏雄
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2011年08月
ISBN:9784894237308
評価スコア 4.51
評価ランキング 7,502
みんなの声 総数 97
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97件見つかりました

  • 素敵な絵本だけれど星一つ減らした訳

    とても心に響くものがあるストーリーでした。
    あかねこちゃんの気持ちがストーリーになっていて、わたしはわたし!というスタンスを貫いているところにとても共感できます。そして、かっこよさを感じました。

    皆と一人だけ違っていれば、私もみんなみたいになりたいと考えてしまいそうですが、あかねこちゃんは、そんな赤い毛並みも大好き。
    白にも黒にもなりたくないと強い意志を持っています。
    一人、家を出てあおねこくんに出会ったことで、またカラフルな家族に出会い、最後はハッピーエンドなのですが・・

    私が星を一つ減らしたのには、わけがあります。
    一番、あかねこちゃんを愛しているであろうお父さん猫、お母さん猫も
    この赤色は受け入れられなかったというストーリー展開が少し違和感を覚えたからです。
    出来れば、自分の親くらいは、ちょっと違ったところも個性と認めて
    あなたはそれでいいのよって言ってあげてほしいし、ありきたりかもしれないけれどそんなストーリーを期待してしまいました。

    投稿日:2016/09/26

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  • 強さとやさしさ

     「うんこ」ファンになったことから見つけた一冊。「うんこ」とはものすごいギャップがあり驚きましたが、サトシンさん、西村敏雄さんの幅の広さに何回も読んでいるうちに感動するようになりました。
     しろなこかあさんとくろねことうさんから生まれたあかねこ。家族みんなに「かわいそう」と思われるが、「わたしはあかねこ」のタイトル通り、強く生きぬくあかねこ。
     あかねこの強さを感じる一方、家族の優しさも感じます。どうしてもあかねこの強さを応援したくなりますが、家族の「かわいそう」という本音にも共感してしまうのです。
     いろいろ考えるきっかけになる一冊でもあると思います。なにはともあれあかねこが幸せになってくれて、おじさんは嬉しいです!

    投稿日:2016/08/11

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  • 裏表紙まで見てほしい絵本

    一匹だけ赤く生まれたあかねこは、
    「私らしさを分かってくれないのは悲しい」
    と、家を飛び出します。このページの絵が後ほど重要です!
    家を飛び出したあかねこは自分の家庭を持ち、幸せに暮らしました・・・と物語は終わり、私は一瞬
    「え!?自分の暮らしていた家に戻らず、親や兄弟と分かり合うシーンとか無いんだ!」
    と思いました。ですが当時6歳の娘が裏表紙を見て
    「あ、あかねこは自分の子供達を連れて家に帰ったんだね、みんなで一緒に暮らすんだぁ!良かったね」
    と言ったのです。裏表紙に描いてある家は新しく暮らす家だとばかり思っていたのですが、
    「家を飛び出した時のページの家が、裏表紙の家と全く同じだよ、生えてる木の数と種類も一緒だよ」
    と言われ、はっと気付かされました。
    そして、家に帰ってからの事をいろいろと想像している姿に、こうやってこの後どうなったのか自分なりに考えて楽しめる絵本もいいなぁと思いました。
    お子さんが気が付かなかったら
    「お家に帰ったんだね」
    と一言言ってあげると、その後どうなったか親子で話したりして楽しいと思います。

    投稿日:2016/07/15

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  • 自分らしさ

    素敵な絵本でした!
    自分らしさとは何なのか問いかける絵本です。
    あかねこちゃんはしろねことくろねこの親から生まれてきて、あかいろを気に入ってるのに親や兄弟は「白いミルクをいっぱい飲めば白くなれるかも」「黒い魚をいっぱい食べれば黒くなれるかも」とあかねこちゃんを認めてはくれません。
    そんなあかねこちゃん、家をとびだします。
    そして…。
    自分らしく生き抜いた先のハッピーエンドがまたびっくりで素敵です。
    良い絵本に出会えました!

    投稿日:2016/01/20

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  • 残された家族は?

    評判の良い絵本という事で購入しましたが、
    読後感がいまひとつでした。

    『自分は自分。他とは違っていいの』
    それも大事な事だと思います。
    でもね。
    あかねこちゃんの事を一生懸命に支えよう、
    何とかして自分達と一緒にしようとしている家族の気持ち、
    何だか蔑ろにされているようで、悲しくなりました。

    家族から離れて、別の町であおねこくんに出会って、
    新たな自分の家族を持ったあかねこちゃんは良いでしょう。
    でもね。
    もしかしたら、出て行ってしまったあかねこちゃんを忘れられず、
    ずっと探しているかもしれない家族の事、
    何故そのままなのかな?

    家族って、自分の都合だけで捨ててしまえるものでしょうか?
    どうして出て行く前に『自分は自分』と伝えられなかったのでしょうか?
    自分を突き通す強さも大切だけれど、
    他人の心を分らないようじゃ、ただの自分勝手だと思うのだけれど。

    多分、この本はこの先子供には読ませないと思います。

    投稿日:2015/10/11

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  • そのままの自分が好き

    あかねこちゃんは、赤毛の自分が大好きです。家族は可哀想ねなんて言うけど、自分らしさを大切にしている自己肯定感の高いあかねこちゃんは、素敵だと思います。
    家出しちゃったのは、どうだろうかとも思ったけど、猫だから自立したら後は親兄弟に頼るようなことはないだろうし、それはそれでよかったのかな。

    投稿日:2015/10/11

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  • これで いいのかな?

     両親やきょうだいと、色は違っても、「私は私」「私はそのままの自分が好き」ときっぱりと言えるあかねこは、りんとして、美しいです。

     前半の何か言いたげなあかねこの顔。青いねこと出会ってからの、穏やかな満足げな顔。単純な絵なのに、うまく書き分けられているところがすごいです。

     「家族と違う色」を認めてくれない家から飛び出したあかねこは、青いねこと出会い、幸せになります。そして生まれた7匹の子ネコは、なんと7色。みんな揃うと虹の色!

     ささっと読むと、あかねこは幸せになって良かったし、7色の小ネコが生まれるところなど、話の展開はユニークで面白いです。

     でも、ちょっと待って。

     みんなと違うからって、あかねこの存在をそのまま受け入れてくれない家族って、どうなのかな?心配してくれていることはわかるけれど、あかねこの気持ちは無視? あかねこはちゃんと自己主張した?認められない存在は、黙って離れていけばいいの? 家を飛び出して幸せになったら、それで解決?

     「異質なものを受け入れることには、とまどいがある」「心配だ」「自己主張するのは難しい」という現実は確かにありますが、それが当たり前のように描かれているのは、どうかなと思いました。違う存在を認め、尊重する方向を探る視点がほしいと思ったのですが、きれいごとでしょうか?

    投稿日:2015/09/07

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  • 自分というもの

    娘にはまだまだ奥が深いのでほんのかじり程度しか理解できませんし、大人のほうがいろいろ考えさせられる内容かなと思いました。あかねこちゃん。自分では気に入っているのにパパママ兄弟がなんとか赤ねこちゃんの赤色を変えようと頑張ります。あかねこちゃんは家をでて自分と同じ境遇のねこちゃんと一緒になります。自分カラーをもったそれぞれ個性的なあかちゃんねこが二匹の間に生まれるそんな素敵な本です。

    投稿日:2015/09/08

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  • 深いなぁ

    かわいらしい表紙に、かわいらしいタイトル。
    きっとかわいい絵本なんだろうなと気軽な気持ちで図書館で借りたのですが、実際に読んでみて思わず出た言葉は「深いなぁ」。

    この絵本が伝えようとしているメッセージ。きっと子どもにも何かは伝わるはずです。私は私。みんなと違ってもそこがいい。そこを認めて生きていくこと。そんな大切なことが描かれています。
    読み終えて、私がじーんと考えてしまったそんな絵本でした。

    投稿日:2015/07/13

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  • 大切にしたい自分らしさ

    • ちゃこらんさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 男の子4歳、女の子3歳、女の子0歳

    家族で一人だけ違う毛並で生まれたあかねこ。自分は自分のことが好きでちっともおかしく思ってない、自分らしさをしっかりと持っていて、それを周りに認めてもらいたいだけなのに、周りは同情ばかりする、これってとってもさみしいことなんだな。家族が認めてもらえなかったらやっぱり自分の居場所がないのも同じなのね。気が付かないうちに私も子どもの個性を消してまげてしまっていないかな、ありのままを受け止めるって大切なこと、改めて気づかされました。絵本って素晴らしいわ☆

    投稿日:2015/04/29

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