3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。たぬきに化けるとなんでも化けられるぶたくんのお話。なんてまどろっこしいの?と思いましたが、それがこのストーリーのかわいいところ。なにしろ、一生懸命化けても、顔はぶたのまんま。今回は、おまわりさんに化けて、一日おまわりさん。一緒にたぬきくんもおまわりさんに化け、ふたりで本当におまわりさんの仕事をこなしていきます。格好だけでおわりかとおもいましたが、ちゃんと派出所もパトカーらしきものも作り、おまわりさん並みに困っている人を助けるのです。
ただなってみたいだけのコスチュームおたくではなく、一日おまわりさんとして、職業体験をするお話なんです。どんなに大変か、でもみんなに頼りにされているか、子供はおまわりさんにあこがれる子も多いので、きっとそういう子には楽しくてしょうがない絵本でしょう。息子はおまわりさんのことをよく知らなかったみたいなので、逆におまわりさんのことを知るいいきっかけになったみたい。たぬきやぶたが悪知恵を働かせるのではなく、純粋におまわりさんをやっているので親としても安心して読んであげられる一冊ですね。