全ページ試し読みで読ませて頂きました。
大地震が来る前に
自分には何ができるのかな。
何をしておく必要があるのかな。
自分だけで、また、家族でできることや
そこ(市町村や自治会単位)に住む人たちが協力することでできることは
どんなことがあるのかな。
読み終わってそう思いました。
子どもにこの本を与えたり 読んであげたりする時は
自分の中にこれらの答えをしっかりと見つけて
(または、読みながら子どもと考えるのでもいいのかもしれませんが)
行動に移せる覚悟というか 心の準備が必要だなとも思いました。
日本のどこに住んでいても
こういう大地震に見舞われる可能性は高いのに
どこか現実味に欠けるというか
今日明日のことではないと
心のどこかで思ってしまっている甘い自分に
ピリッとくる感じでもありました。
展開はイソップの寓話「アリとキリギリス」似ていて
小さい子どもにも分かりやすそうです。
絵は「幸せの絵本」シリーズの表紙を手掛けている寺田順三さん。
動物たちがとてもかわいらしいです。