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うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

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お父さん、牛になる」 みんなの声

お父さん、牛になる 作:晴居 彗星
画:ささめや ゆき
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2012年04月25日
ISBN:9784834027150
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,928
みんなの声 総数 3
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  • ある日突然牛になってしまったお父さん。
    ドタバタな展開ですが、読んでいて笑いにならないお話に、だんだん自分の身を考えさせられてしまいました。
    どうしてお父さんは牛になったのでしょう。
    牛になったから、厄介者にされてしまったのですが、その前にお父さんは家族からは孤独な存在であり、粗大ゴミ、大黒柱ながら余計者になってしまっていたのです。
    お父さんのシモの世話をする。
    これが痴呆症や介護生活のデフォルメであったらブラック過ぎます。

    一方、手に余る存在になって、口を縛られ物置に押し込められたお父さんを、田舎から訪ねてきたおばあさんは牛が我が子であることにすぐさま気づきます。
    親子の姿がそこに現われます。
    それが引き金で、家族たちはお父さんの存在を再認識することになります。
    お父さんってこんなことしていたんだ。
    お父さんはこんなことを考えていたんだろうか…。

    この辺りから私は、涙ぐんでしまったのです。
    自分が牛になってしまったように思いました。

    哀しいことにお父さんは、牛になったまま物語は終わります。
    元に戻ることのない存在。
    それが現実かもしれません。

    家族は私をどのように考えているのだろう。
    お父さんは、お父さんだからこの物語をこのように深読みするのでした。

    投稿日:2012/11/20

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  • お笑いじゃない

    「お父さんが牛になる話」なんて、きっとドタバタではちゃめちゃで、お笑いのお話なんだろうな、と思って読み始めました。

    でも実際は、「お父さんが牛になること」は笑い事では済まなくて、匂いや、食事や、排泄物の処理まで、とても大変な日々です。
    鬱陶しいくらいに思っていたお父さんが、ある日突然牛になり、そのお世話に追われながら、お父さんの新たな一面を知ったり、思い出を振り返ったり…

    お笑いのお話を読むつもりだったのに、胸が苦しくなるような思いがしました。
    お別れするシーンでは思わず涙が出たほどです。

    お話は、お父さんは牛のまま終わりますが、ありのままを受け入れる家族の姿に感動しました。

    投稿日:2019/12/15

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  • 家族愛を感じる

    雑誌で紹介されていたので図書館で借りてきました
    ある日の朝起きたら、お父さんが、牛になっていた・・・・
    こんな文章から始まる物語で「え?なんでなんで・・・?」
    という疑問やらで一気に興味がわき、すいすいと読み進んでしまいます
    語るのは牛になってしまったお父さんの小学生の息子
    その息子から、現実と非現実的な思いが交差する思いを息子の立場から語るのです
    それは自分の知らないお父さんの会社での姿だったり、おばあちゃんに対する優しさだったり、はたまた家族に対する思いだったり、様々な角度から、自分のお父さんを検証していきます
    途中読みながら家族のせりふに噴出してしまう、ユーモアのセンスに富んだ作者は、小さな頃からマンガを書いていたとか・・・・
    晴居 彗星(ハレー すいせい)というペンネームからしても只者ではない
    でもしっかりと家族愛、絆みたいなものをしっかりと伝えてくれて、思わずホロリトする場面もある
    CMでもお父さんがいぬになっているものが有名だが、その理由は明かされていない
    同じようになぜ牛になったのかは、この物語の中ではさして問題にはされていないが、牛になってしまったお父さんは「もう〜」としか離さないのだ・・・
    もしかしたらこの物語は「家族」について考えさせてくれる一冊になるのかもしれないと感じたのは、ふと同じような環境がどこにも存在しそうな家族だからだろうか・・・

    小学校中学年から、ぜひご家族で読んでみては・・・
    お勧めです

    投稿日:2012/10/19

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