いせさんの絵で、また見っけ!
いせさん得意の「木」ですね
私が借りてきたのは、第4刷で1984年の作品です
時代背景はその前の頃の
宅地開発
自然環境保全が叫ばれる前のことのように思われます
主人公小学1年生ゆきおのわんぱくさ
末っ子のようで
ちょっと無謀?な感じではあるのですが
それと純粋な気持ち
そのお陰で
素敵な出逢いがあったんです
オオカミには見えないけど
木の「守り神」
ローラースケートが上手でなかったのに
オオカミが首に乗ったとたん
風を切る様子は、なんとも爽快
それ以上に感じるのは
簡単に自然がなくなってしまう
人間の横暴さ、傲慢さ
大切な遊び場でもある原っぱという空間や
自然と友達であるかのような子どもの心も
失くしてしまいそうです
偶然が偶然をよんで
不思議だけど
“縁”も感じてしまう
「忘れ物が役に立つ時がくるかもしれない」
というのも、とてもすごい
球根
意地悪な子どももいたけど
亀を大事に思う兄弟との出会い
それらを、見守っていたと思うと
けやきをはじめ、里山の木々に
本当に宿っているように思えてきます
また、逢えるといいなぁ・・・
「芯」のしっかりした児童書です
親子で楽しんでいただきたいです