人間の中に、いくつ気持ちがあるのでしょう。
そんなこと考えたことはありませんでしたが、この本を読むと、どの気持ちにも共感できます。
一日の中でも怒ったり、泣いたり、嬉しくなったり・・気持ちはコロコロ変わります。
怖いとかがっかりといったネガティブな感情の時の絵の色合いは、とても暗く、一方でノリノリや幸せと言ったときの色合いは、鮮やかで元気になる色で描かれているのでわかりやすいです。絵の表情を見ているだけで子どもも今どんな気持ちかな?ということに気づくことが出来るかもしれません。
最後のページに保護者の皆様へという注釈がつけられています。
言葉の本はたくさん作られているけれど感情の本は少ないと書かれてありましたが、言われてみればそうかもしれません。
自分の気持ちに気づくことが出来て、初めて人の気持ちにも共感したり、気づいたりといったことが出来るのだと思います。
子ども向けなようで実は大人に向けてのメッセージも込められているように感じました。