コンゴの森の中に住んでいるゴリラの子が少年の落とした赤い帽子を拾い、探しにきた少年がゴリラの親子に遭遇。最後には無事に取り戻すまでのお話。 ゴリラの鳴き声を忠実に文章化していて、初めて読んだときは、一体ゴリラが何を話しているのかわからず、ちょっとと惑いましたが、最後のページで詳しくゴリラ語の解説をしてくれているので、もう1度照らし合わせて読み2度楽しめました。ゴリラを研究、保護している作者だけに実際に即したお話という感じがいます。挿絵も同じくゴリラの保護に力を注いでいるコンゴ人の方が描いているので、ゴリラを忠実に描いているし、コンゴの家の生活も垣間見得て興味深い。ゴリラが生き生きと描かれているところがいいです。