子どもが1〜2歳のころに繰り返し読みました。
「うんとこしょどっこいしょ」の繰り返しが子どもには楽しいようで、
ぬいぐるみを縦に並べて、大きなかぶごっこをしつこくやりました。
私が子どものころ、小学校の教科書に載っていた記憶があるのですが、
このお話を純粋に楽しめるのは、1〜3歳くらいの幼少期なんじゃないかと思います。
いずれにしてももう半世紀以上読み継がれた本です。
読み継がれるには理由があるんだろうなと思いました。
しかし。
畑でカブを育てている者として、ちょっと気になること。
カブは、丸い体全部が土の外に出ていて、細い根っこだけが土に植わっている状態で育ちます。
抜くときはすぽっと簡単です。
このお話を書いた人は、カブが植わっている姿を見たことがなかったのだろうなと推測します。
ちなみに大根は、本体の8割くらいが植わっているので、抜けにくいのですが。
というわけで、食育には不向きです。
息子は畑でカブを見て、2歳くらいでこの絵本のおかしさに気付きました。