ぼくの愛犬のジローとぼくが、一日だけ、入れ替わってしまう物語。
この本を通じて、なんとなーく、
犬の気持ちが分かるような気がしますよ。
嬉しそうにおばあちゃんの肩たたきしたり、
宿題したり、妹と遊んであげたり。
ジローにとっては、どれもこれも新鮮だったに違いありません。
「ボク」も、犬の生活を結構満喫した様子。
あと、話の内容とはあまり関係ないけど、
絵が結構細かくて、何回読んでも楽しめます。
人間になったジローがおばあちゃんの肩たたきしているときに
犬になってるボクが、おばあちゃんに「お手」してたり。
お父さんがビール片手にプロ野球中継を見てる時、
別の部屋では、お母さんが妹を寝かしつけていたり。
夜のベランダにかかっている洗濯物(雑巾かな?)
日本の古きよき時代?が、素朴に描かれています。
この本を読んだあとに、息子に、
「おばあちゃん家の犬と一日、交代してみよっか?」というと、
即座に、イヤ!と言われました(笑)