たった一人で家にこもりっきりになっていると、
自分は世界中のだれにも愛されず、
必要ともされていない淋しい存在なんじゃないかと心細く、
投げやりになるものです。だけどそれは、
自分自身が孤独の殻に閉じこもってしまっているからなんです!
一歩外に踏み出してみれば、外の世界は
自分を拒否してなどいないことに気がつくでしょう。
けれど、その「最初の一歩」を踏み出すのは勇気がいる物。
クマネズミは、何日も“パジャまんま”で過ごす彼のことを、
だれかが思ってくれていたのでしょう。
差出人が書かれていない黄色い封筒の手紙に乗せて、
「最初の一歩」を踏み出すきかっけを送ってくれたのです。
そして、彼もまた、友人へ幸せを贈るのです。
なんて素敵なお話しなんだろう!と、感激しました。
友達っていいな。仲間っていいな。と子供から大人まで
幸せな気持ちになって、友達に会いたくなるお話しでした。
それにしても、クマネズミに手紙をくれたのは
だれだったんでしょうね?
そこがとても気になるところですが、
絵本を読んでみれば、きっと・・・。